山陽本線

敗戦


山陽本線:厚東-宇部/9931レ「サロンカーあさかぜ」:EF65 1133+14系改客7連
大サロとは言え一応夜行列車との影抜けチキンレースとあって、久々の感覚に高揚感を感じつつ陽の上がりを待つ。しかし通過直前になっても中間4両目あたりの影が抜けきらない。編成先頭と後部の影抜けは確認していたが、盲点となっていた中間車に足を掬われた形。何も撮らないよりはと、流し撮りでお茶を濁したが結局築堤が影から抜けたのは通過4分後だった…無念。

Tc115-608


山陽本線:入野-白市/329M:115系C13編成
1966年製、115系最古参のクハ115-608をようやく捉えた。経年車の淘汰が進んだため非サッシ窓というだけでも目立つのに、加えて屋根上には急行型然としたAU13がパラパラと並ぶ。こんな個性溢れるオールドタイマーながら10年以上年下の1000/2000番台とペアを組んで矍鑠たる働きぶりで、運用範囲の広さゆえに出会える機会がなかなか持てなかったが、やっとその独特なサイドビューを収めることができた。秋の朝陽に照らされた休日らしい雰囲気の乗客たちもいい味を出してくれている。

青い快速


山陽本線:神代-大畠/9531レ「山口DCオープニング」1号:EF65 1133+12系5連
山口DC初日は客車3編成の大盤振る舞いで、それに青空全開の秋晴れが重なった。PF+12系が充当された記念列車は大畠をいい時間に通過してくれるとあって、統一感のある編成美と瀬戸内海との大パノラマを思い描いてまっすぐ飯の山展望台に向かう。登ってみれば視程は最良で見事な景色が迎えてくれたのだが、大パノラマにすぎて計6両の編成は風景に負けてしまう。橋上での接近戦に移る暇はなく、結局は絶景の大半を望遠レンズの外側に切り捨てる羽目になってしまった。

STANDARD


山陽本線:幡生-下関(幡生機関区)/EF210-901他
試作901号機の登場から21年。地道な増備を積み重ねて101機が八面六臂の活躍を見せている。とりわけ山陽本線での存在感は大きく、EF66・EF200を置き換えての完全統一も視界に入ってきた。EF66 27を見に立ち寄った幡生機関区には各機関区のEF210が並び、出区するものあり、入区するものありと忙しない。現役機としての旬を迎えたEF210の姿にすっかり魅了されてしまった。

順光編成写真(広義)


山陽本線:下関駅/回レ:キヤ143-7+35系4000番台5両+キヤ143-8
たまにはイロモノが撮りたくなって、というよりは編成写真が撮りたいところでネタがあったので本州まで足を延ばした。お目当ては旧客もどきと機関車もどきの組み合わせ。1駅間のみの回送で撮影地探しには苦労したが、灯台下暗しで下関駅が順光になることに気がついた。あさかぜの出庫を撮って以来実に12年ぶりのポイントだったが、ありがちな線間のロープ等もなく手軽にすっきりと編成を捉えることができた。

#6


山陽本線:厚狭-埴生/3835M普通:クモハ123-6(U17編成)+105系U05編成
宇部への行き掛けの駄賃に3835Mを前回と同じく埴生のストレートで狙った。今回は接近戦に挑んだが、線路際の雑草をクリアするために広角を選択せざるを得なかった。ただ、この日は冬らしい真っ青でクリアな空が広がっており、願ったりかなったりといったところ。さらにやってきたのは側窓2枚のクモハ123-6。前パンを振りかざして走る姿を伸びやかに捉えられた。

とらのあな


山陽本線:小野田-宇部/5056レ:EF66 27+コキ17両
山陽本線はそのほとんどがタイガーロープの前に膝を屈して、かつての名撮影地はことごとく潰えている。被写体の方は少しばかり残っており、今回はその筆頭株を宇部駅先で捉えた。九州からはるばる駅先くんだりに出向くのは気乗りしなかったが、前述の理由で他に有力な候補も見つからなかった。消極的な選択は事実としてもEF66 27との再会は久々のことで、加えてシャッターを切った直後に印象的な短急汽笛一声。冬至間近の光を浴びたその姿はなかなかにかっこよかった。

西端


山陽本線:幡生-下関(幡生機関区)/3333M普通:115系2連

花形仕業


山陽本線:厚狭-埴生/3835M普通:クモハ123-3(U14編成)+105系U02編成
普段は単行で宇部小野田界隈をうろつくクモハ123にも山陽本線の運用があり、105系を従えて本線列車の先頭に立つ。ただ午前中の西行とあって順光になるポイントはだいぶ限られており、選択の余地のないままに埴生のストレートに行ってみれば確保できたスパンはちょうど3両分だった。足回りをクリアにするために線路から離れたおかげで側面の違いが際立つ結果となり、荷物車連結の普通列車といった風情に仕上がった。

黄色の時代


山陽本線:大竹-和木/1557M普通:115系3000番台N11編成
広島周辺では227系が破竹の勢いで増えて、黄色い電車の牙城を脅かしている。さすがに115系の姿を見ないということはないが、タイガーロープで写欲が湧かないなんて贅沢はもう言っていられない。すっきりしたストレートを探し求めて向かった先は山口県境の小瀬川鉄橋。2扉黄色の山陽らしいスタイルの115系は、春めきながらもまだまだ鋭い陽射しを受けて走ってきた。
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