近畿日本鉄道

質実かつ端正


近鉄名古屋線:伊勢若松-千代崎/特急166レ:12200系+12400系

Urbanliner Underground


近鉄難波線:大阪上本町-近鉄日本橋/768レ特急「アーバンライナー」:近鉄21020系
先日の名古屋からはアーバンライナーでゆったり帰阪した。名阪甲特急の2時間というのは弁当を食べたり、少しまどろんだり、ぼうっと車窓を眺めたりするのにちょうどいい。ゆりかごシートに身を委ねているとあっという間に大阪が近づいてくる。上本町を出たあたりで支度をしてデッキに出ると、地下線内の前面展望が旅のクライマックスを演出してくれた。

さくらライナー


近鉄南大阪線:坊城-橿原神宮西口/4109レ特急「さくらライナー」:近鉄26000系
個性的ながら派手派手しさとは無縁のパステルカラーな存在感が魅力。近鉄らしい重厚なシュリーレン台車を履いて、先頭に二丁のパンタを構えた無骨さとの共存が素敵だった。

10


近鉄京都線:興戸-三山木/急行7371レ:京都市交通局10系1117F
近鉄は日本最大の私鉄だけに本線級の路線が何本もある。名古屋線と大阪線にはそこそこ馴染みがあるが、京都線はまだ撮ったことがなかった。そこで出向いてみると吉野連絡の板を付けた特急車が結構な頻度で走っている。意外なバリエーションに気を良くして、川向いを走るJR奈良線に転戦しようとしていると、この変わった風貌の地下鉄車がやってきた。

隙間


近鉄大阪線:安堂-河内国分/名阪乙特急115レ:12200系12247F(NS47)+12400系
見上げれば予報に反して雲量8の空模様。それでも予報は強気の姿勢を崩さない。ならばと寒空の下で予報を信じて待っていると雲と雲が少しずつ離れていく気配があった。散々裏切られてきただけに期待を持たずにいたところ、練習電だと思ったタイミングで本チャンのスナック8連が隙間から鋭く射した夕日を浴びて下り勾配を駆け抜けてきた。

SUBURBAN SEMI EXPRESS


近鉄大阪線:安堂-河内国分/区間準急6564レ:9200系9304F(FL54)+2連
近鉄は複雑の一言に尽きる。そのため撮ってからの整理にも少しばかりの手間を要する。まず目についたのは区間準急という種別で、 SUB.SEMI EXPという英字表記もあいまってかっこいい。略さず記すとSUBURBAN SEMI EXPRESSとなって、響きとしても悪くない。そして次に目についたのは3両目で、裾が低くて明らかに車体断面が異なる。形式の確認ついでに調べると4連化の際に増結されたものらしい。このように普通の列車ひとつを取ってもいろいろと見どころがあって、近鉄は本当に面白い。 

A stage for Shimakaze


近鉄大阪線 三本松-室生口大野/9400K「しまかぜ」/近鉄50000系50101F
昨年10月から京伊ルートにもしまかぜがデビューし、以前からある難波発着列車より1時間半ほど早い時間に走るため日が長い時期なら三本松のお立ち台で捉えられるようになっている。三本松はしまかぜにぴったりのポイントだったためダイヤが発表されたときから楽しみにしていたが、夕方まで晴れ予報が出ていたゴールデンウィークの中日にさっそく抑えることができた。期待通りの絵に仕上がったが、千両役者のしまかぜを狙いたいポイントはまだまだある。

Nice light, nice length.

9月の3連休初日の土曜日。翌日の紀勢線に向けての道中、夕方まで綺麗に晴れそうだったので三本松のお立ち台に立ち寄った。ここは線路が南西を向いているため、冬場は側面にあたる光が弱くなってしまう。一方で夏場は夕方になると雲が湧きやすくなかなか好条件を得づらい。

近鉄大阪線 三本松-室生口大野/4500レ:伊勢志摩ライナー(賢島-難波)/23000系
初秋のこの日も積雲がたびたび影を落とし、マンダーラ写真を量産しているうちに日没が迫ってきていた。山影がじわじわと伸びる中、背景の山に落ちていた影も消え、あとは列車が来るだけという瞬間が訪れる。そのタイミングで檜舞台に飛び出してきたのは伊勢志摩ライナー。夏とは違うオレンジを帯びた光線が床下機器まで綺麗に照らしてくれた。

近鉄特急の系譜

近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/913レ名伊乙特急(鳥羽延長運転)/12200系4連+22000系4連

1969年登場の古豪。5年後には初期車の登場から半世紀を迎える計算になるが、矍鑠とした走りで近鉄特急ネットワークを支えている。外幌を設けて併結の便と特急としての見た目を両立させるというアイデアは国鉄のクハ481-200と共通。しかし結果として生まれた顔つきが全く異なるのが面白い。

近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/159レ名阪乙特急/30000系4連

1978年登場。10000系初代ビスタカーの伝統を引き継ぎダブルデッカーを2両挟んだ。新幹線開業とともに名阪輸送の役割が相対的に低下したものの、一方で新幹線でやってきた観光客を伊勢まで運ぶ観光需要は増大し、それにこたえる形で投入された。リニューアルを受け15本が現役にある。

近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/59レ名阪甲特急アーバンライナー/21000系8連

近鉄特急のイメージを一新させ、アーバンライナーとして広く知られる。1987年に登場し、名阪特急の復権を謳った。実際難波へ直通できる点や割安感もあって、私鉄唯一の本格的な都市間特急として力走している。2003年には21020系も加わったが主力はこの21000系。こちらもリニュ―アルを受け、アーバンライナーplusとなった。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/XXXXレ名伊乙特急(初詣臨時列車)22000系2連+30000系

1994年登場のACE。1961年登場のエースカーの名を継ぎ、乙特急の主力車両として運用されている。優しい曲線を描く貫通車は秀逸なデザインでかっこいいのだが、編成美の点では少々悩ましい存在でもある。4連と2連合わせると28本が存在し、自在な併結運用をこなすため遭遇率は一番高い。現在の増備は22600系に代わり、じわじわと旧型車を置き換えている。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/3911レ伊勢志摩ライナー/23000系6連

1994年登場の伊勢志摩ライナー。アーバンライナー譲りの流線型で、ダブルデッカーの代わりに大窓のサロンカーを組み込んだ。サロンカーは別料金なしで利用できる車両としては近鉄随一の居住性を誇るだろう。近年リニューアルを受け、赤のバリエーションが増えたが黄色も相変わらず健在。近鉄のリニューアルは元々のイメージを崩さないところがありがたい。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/7011レしまかぜ/50000系6連

そして昨年登場のしまかぜ。展望車タイプの流線型ながら貫通扉を有するという前代未聞のデザインは驚きをもって迎えられた。スナックカー、ビスタカー、伊勢志摩ライナーの伝統を詰め込んだ編成はカフェを備えるダブルデッカー、コンパートメント・和洋個室をおごったサロンカーなど多彩な設備に彩られている。電算記号はSV、これはShimakaze Vistaの略らしく名実ともに最新のビスタカーとして伊勢輸送の花形に君臨している。

今後3本目も登場し、京都伊勢間でも運転を開始するとのことだが、前面の貫通扉を活かした地下鉄直通運転にも期待がかかる。この線路は姫路まで続いているのだ。

新装・近鉄特急


今年の話題をさらった近鉄の新型観光特急「しまかぜ」。

伊勢神宮の社殿を改める式年遷宮に合わせて特急群を一新した近鉄の新たなフラッグシップだ。


伊勢への観光客輸送に重きを置く近鉄特急にとって20年に一度の式年遷宮はまさに稼ぎ時。

1994年登場の23000系伊勢志摩ライナーもリニューアルを受けた。


さらにビスタEXも車内が一新された。

座席が新型22600系と同様のものに改められるなどアコモーデションの改善が主となっている。

外見的には行先表示機のLED化が目立つ。

写真は残りわずかとなった幕装備のビスタカー。かろうじての記録となりそうだ。

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