肥薩線

みどりセゾン


肥薩線:海路-吉尾/8421レ「SL人吉」:8620形58654+50系改客3両
桜が咲いて散って行く間にどんどんと新芽が出て葉が開き、新緑が目を楽しませる季節がやってきた。常緑樹の多い九州の山ではモザイク模様になってしまうが、それもまた一興。夏になれば一様に深い緑に染まってしまうので、様々な緑の競演が見られるのは短い間に限られる。新緑と晴天の好条件がそろった今日、チャンスを活かすべく球磨川を見下ろすポイントへと走る。満員御礼を覚悟していくと意外にもこの景色を独り占めする贅沢を味わうことができた。

一番列車


肥薩線 霧島温泉-嘉例川/4221D/キハ47x2
 

落日のキハ40



肥薩線 植村-霧島温泉/4231D/キハ40 8063
いまは全国各地で見られるキハ40系列だが、いよいよその勢力にもメスが入れられることになった。今改正で東海から消えたのを皮切りに、続いて石巻地区が5月末にハイブリッドディーゼルに置き換えられ、その玉突き転出でいまだ残る非冷房の車両がとうとう消え去る運命にあるようだ。さまざまなバラエティーがあるヨンマルだが、その一つ一つがいよいよ貴重なものになっていきそう。

「ななつ星」運転開始に向けた動き(7月)

今秋10月15日からの営業運転を予定するJR九州のクルーズトレイン「ななつ星」の実車が登場した。

現在本線上に姿を現したのは牽引機のDF200-7001と、主役である客車7両のうちの4両だ。だがいずれもイメージイラストとは異なり真っ黒に塗られている。これは試運転のための仮の装いで、真の姿は営業開始までのお楽しみというわけだ。塗装が秘密のベールに包まれているように「ななつ星」に関しての情報は少なく、客車に至っては今のところ車両形式さえ明らかにされていない。


8463レ/EF66 106+スロネ4両(山陽本線 埴生~小月)

その主役たる客車だが、7月18日に日立の下松工場から小倉工場まで甲種輸送された4両は車票によるといずれもスロネということだ。公式サイトの編成紹介の項と照らし合わせると4~7号車にあたると推測される。残るラウンジカーとダイニングカー、車いす対応寝台車の計3両は鋼体のみを下松で製造して小倉工場で艤装を行っているらしい。

8463レ/DE10 1559+スロネ4両 (鹿児島本線 小倉)

20系を思わせる肩のラインとともに前例のない窓配置が目につく。編成端の車両にはテールライトに加えて、誘導員用のステップと手すり、ヘッドライトが設けられており、肥薩線真幸駅などのスイッチバック駅での退行運転への配慮と考えられる。

 単xxxxレ/DF200-7001(肥薩線 栗野~吉松)

次に牽引機のDF200-7001は客車より一足早い7月2日に川崎重工の兵庫工場を出発し、甲種輸送により翌日大分車両センターに到着している。まず日豊本線で試運転が行われ、続いて単機での自力回送で7月14日早朝に鹿児島車両センターへと到着している。7月17日から3日間にわたって鹿児島本線鹿児島中央~隈之城間で試運転を行った後、7月20日には肥薩線に入線し、大畑ループや矢岳越えを含む急勾配区間で知られる吉松~人吉にも足を踏み入れている。今後早いうちに長崎方面などでもその姿を見る機会があるだろう。


単xxxxレ/DF200-7001(鹿児島本線 伊集院~薩摩松元)

1枚目と同エンド・逆サイドからの写真。鹿児島での試運転では桜島の灰の洗礼を受けたようで、その汚れが黒い車体に非常に目立つ。また標記類の全くない側面にはいくつかモールドがあるが、このうち3か所に「SEVEN STARS」の文字が確認できる。もともとJR九州のイメージでは側面一面がルーバーであったため、そのあと詳細をつめていく段階でくわえられたものであろう。また鉄道ファンの記事によるとDF200-7000と分オイの標記らしきものも確認されている。

単xxxxレ/DF200-7001(鹿児島本線 広木)

塗装とヘッドライトの形状変更や湾曲した手すりなどの相違点に目が行きがちだが、車体の全体的なシルエットはDF200を踏襲している印象を受けた。細かいところでは連結器が寝台専用機らしく密着自連となっており、その緩衝装置などが見て取れる。また「並⇔密」と書かれたレバーがスカート部に存在することから通常の並形自連としての使用も可能とされているようだ。ジャンパ連結器に関してはJR貨物のDF200と同様でブレーキ管と元空気ダメ管、電磁自動空気ブレーキ指令用のKE72が設置されているが、KE72 に関してはホース自体は装備されずジャンパ栓と線受けだけが準備されている。

単xxxxレ/DF200-7001(肥薩線 霧島温泉~植村)

DF200は全長19600mmを誇る大型の機関車で、EF200よりも大きい。また重量においても96tという重量級であるDF200の導入が発表されたときは、肥薩線のようなローカル線は線路設備の貧弱さゆえに入線が難しいと考えられ、ハイブリッド方式にすることで軽量化を図るなどと噂されたが、形式はHF200とされなかったことから今まで通りの電気式ディーゼルである可能性が高い。

このように実車が登場したことによって一気に注目度も高まった感のある「ななつぼし」計画だが、それに先立ち着々と進められてきた予備機のDE10の塗装変更や、キハ47やキハ185の混成編成を使用した試運転なども行われている。次の段階はいよいよ客車の試運転だろう。3か月足らずで消えゆく定めにある黒い姿が今夏のよい被写体となってくれるはずだ。

サミット


球磨と薩摩を分ける峠をステンレスの軽快ディーゼルカーが行く。

たった一つのDMF13HSが力戦奮闘。

日本有数の峠道はキハ31には少々苛酷だ。

肥薩線春姿

西人吉界隈は賑わい盛り。

ハチロクが花道を行く。

大隅横川では人の去った暮れないの時間に 桜並木が浮かび上がる。

列車のやってくるわずかな時間に見られる薄命の美。

カテゴリ別アーカイブ
記事検索
  • ライブドアブログ