西武鉄道

SEIBU HAPPY YELLOW TRAIN


西武新宿線:入曽-新所沢/回5826電車:2000系2403F+2045F
旧2000系は10月から6連5本が矢継ぎ早に廃車解体されており、そのうち4本が幕車編成だったので幕車の2000系を見かける機会が一気に減ってしまった。残る幕車は6連2本と2連が1本のたった3本で、あてずっぽうで出会えるとは期待していなかったのだが、幸いにも新所沢始発で出てきてくれて、ちょんまげスタイルで走る旧2000系の姿を押さえることができた。なかなかうまい具合に発色しない西武のイエローが綺麗に出てくれたのも嬉しい。

斜め30°


西武池袋線 東久留米-清瀬/23電車特急「ちちぶ」23号:西武10000系10105F
一番かっこよく見えるアングルを、最高の光線で。

Vivid yellow


西武池袋線:元加治-仏子/急行2162電車:2097F+2465F
降り止む気配は全くなかったのに、あれよあれよという間に陽が差してきた。西から燦々と降り注ぐ陽射しを背に受けながら轟々と渦巻く入間川の上に立ち、線路越しに東の空を見るとまだ黒々とした雲が一面に広がっている。そしてそのコントラストの狭間で黄色い電車が鮮やかに輝いていた。

黄色いアニバーサリートレイン

曇天に甘えてばかりもいられないと思って近場に被写体を探すと、黄色い6000系が未撮影で残っていたので日没の時間に東久留米の沿線に出向いた。

西武池袋線 東久留米-清瀬/6543電車(34M):6000系6157F
6000系を黄色く塗ったはいいものの、前面にシルバーの飾りがないために少しバランスが悪い。そこを構図でカバーしようと一工夫。先日見かけた際に、斜め前から見るとくの字状の前面形状が強調されて少しはかっこよく見えることを発見していたので、そのアングルで狙いをつけてみた。

1勝5敗

所沢駅。時刻は20時48分。乗ろうとしている列車が所沢でレッドアローに抜かれる副都心線からの直通列車であることに気付く。金曜日の夜というのに珍しく上下線とも1分の遅れもなく運転していたこともあって、時間潰しがてらレッドアロー同士の並びにトライしてみることにした。
運用を確認していないのでクラシックが来るとは限らなかったが、一通り機材を準備して待つ。待避の飯能行が5番線に入る頃には3番線の接近表示機がピカピカと点灯していて、上りが先に入りそうな雰囲気だった。だが上り列車が姿を見せる前に4番線の接近も作動。上り線の制限がきついせいか下り「ちちぶ」39号が先に進入してきた。偶然ながらクラシックが充当されており、条件がばっちり揃ってしまい不意に緊張が高まる。そして間をおかずに上りも到着して顔が並び、あとはヘッドライトが点灯しさえすればよかった。もう半ば祈るような気持ちで発車メロディを聞いているとピカリと点いた。間髪入れずシャッターにかけていた指を押し込む。10105Fが動き出したのは露光時間を1/3秒に設定したカメラのシャッターが閉じきるかどうかの微妙なタイミング。被写体ブレを案じつつPCで確認するとどうにか発車前にシャッターは切れていたようでブレはなかった。

西武池袋線 所沢/39電車「ちちぶ」39号:10000系10105F/50電車「むさし」50号:10000系
6回目にしてようやく撮れた並び。何気ない光景なのだがしつこく狙ったせいで特別なものに見える。

春光線

桜が満開を迎え、散っていこうとしている。桜の鮮烈な印象のために冬から春への移ろいはあっという間の印象が強いが、実際のそれは他の季節と同じく穏やかながら着実なペースで進んでいく。


西武新宿線 航空公園-新所沢/2671電車/2000系
そうした移ろいの時に旬を迎える撮影地がいくつかある。東北東を向く西武新宿線下り線を捉える新所沢駅先もその一つで、その理由は冬は前面が、夏には側面が甘くなってしまうために、その中間にあたる今の時期の光線が一番綺麗と言えるからだ。広々としたホームでズームを目一杯伸ばして絞り開放で狙うと、旧2000系の顔つきが春の斜光線を浴びてくっきりと浮かび上がった。

池袋駅今様



西武池袋線 池袋駅/35電車「ちちぶ」35号/10105F
池袋の西武線ホームの改札口のほうは太い柱と低い屋根のせいで暗くて圧迫感があるが、飯能寄りは屋根が高く開放的な雰囲気になっている。惜しむらくはその中途半端さで、駅全体としてはやはり薄暗いイメージが残る。ただ写真で一部を切り取ってみるとその印象は変わってくる。そう思って休日の夜、7番ホームに列車を待つ人がいないタイミングを見計らって、高屋根の下から滑り出すレッドアロークラシックを狙ってみた。

レトロカラー

5000系塗装のレッドアロークラシックが2011年末に走り始めてからもう4年になる。つい最近まで色眼鏡で見ていたのだが、サイドから見てみると5000系譲りの大窓のおかげでしっくりくることに気付いた。そこで側面をすっきり見通せる吾野手前の第10高麗川橋梁で先頭車を狙った。

西武池袋線 吾野-東吾野/13電車「ちちぶ」13号/10105F
吾野以西の秩父線は戦後の1969年開業のためにコンクリート橋ばかりだが、それより半世紀近く前の1929年に全通した吾野以東の池袋線にはガーダー橋が架けられていて開業年度の違いによる土木技術の発達が伺える。写真にするなら断然ガーダー橋で、第10高麗川橋梁のような上路式プレートガーダーは足回りまで綺麗に見えるのでなおのこといい。塗装は赤と緑が多いが、レッドアロークラシックと合う赤色でこれまたよかった。

5戦5敗

撮影にあまり時間を割けない状態が続いているので地元の西武鉄道にカメラを向ける機会が増えた。一番写欲が湧くのはクラシックな旧2000系なのだが、爆音を響かせてやってくる10000系もなかなかにかっこいい。池袋線だと5000系塗装の10105Fがいてちょっとしたバラエティもある。

西武池袋線 所沢/29電車「むさし」29号:10105F/40電車「ちちぶ」40号:10000系
夕方ラッシュ時の所沢では毎時2回特急同士の並びが狙える。ただラッシュ時ということもあってどちらかが遅延することも多く、なかなか綺麗に並ばない。帰りがけに何回か狙えばいけるだろうと気楽に始めたチャレンジだったのでしっかり撮れてから記事にしようと思っていたが、5回目の挑戦がヘッドライト消灯で撃沈して根を上げてしまった。

Inclined Window

3000系の引退によって西武に残る黄色い電車のほとんどが貫通扉つきの2000系顔になってしまった。この貫通扉はもともと新宿線の地下化に対応するための避難路として設置されたが、結局地下化が頓挫してしまったために本来の役割を果たす機会は今後ともないだろう。

西武新宿線 狭山市-入曽/5710電車/2000系2029F
結果飾りとなってしまった貫通扉だが、飾りとしての役割はばっちり果たしている。なかでも初期車は傾斜した前面窓がその上に庇のように張り出した行先表示機とあわさって独特な表情を構成する。ED79-50にも似た雰囲気があるが、まもなくの引退が確実なED79-50と違って2000系はいましばらくの活躍が期待できそう。しかしフルカラーLED化が進んでおり、表情の変化が気になるところ。
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