艦船・船舶

Anchored


海上自衛隊第4護衛隊群第4護衛隊いずも型護衛艦2番艦DDH184かが

夏至夕刻、関門西航


海上保安庁第一管区海上保安本部釧路海上保安部PLH01巡視船そうや
いつものようにAISを見るとドック明けの巡視船そうやが瀬戸内海を西に向かっている。現在位置と速力から関門通峡は18時前後と踏んで、九州道を飛ばして壇ノ浦に駆けつけた。海岸線に降り立つともう部埼沖に姿がある。間に合ってひと安心していると今度はジリジリと伸びる山影が心配になったが、夏至翌日のこの日の下関の日没時刻は19時半。18時の時点では太陽高度は15度もあった。果たしてそうやは白い船体を夕陽に染めて航路に入ってくる。500mm越しに追いかける船の動きは意外と素早く、余白・背景のバランスに意識を集中してシャッターを切った。

FLAT TOPs


海上自衛隊第4護衛隊群第4護衛隊いずも型護衛艦2番艦DDH184かが

海上自衛隊第2護衛隊群第2護衛隊ひゅうが型護衛艦2番艦DDH182いせ

青い海・白い波・灰色の船…


海上自衛隊第2護衛隊群第2護衛隊あさひ型護衛艦1番艦あさひ
しまなみ海道には本四海峡ルートの中で唯一歩道が備わっている。航行する艦艇を真上から狙えるこの上ないポイントだが、瀬戸内海を渡る踏ん切りがなかなかつかずにいた。今回は毎年恒例の練習艦隊が通常護衛艦ばかり3隻で編成され、狙い撃ちする絶好のチャンスが巡ってきた形だ。チラつく雪に怯えつつ予報を信じて現地入りすると青い海が出迎えてくれた。やがて白波を立てる灰色の船が姿を見せて、条件は全て揃ったかに思われたが、肝心の船の佇まいが理想とだいぶ違っていた。残念。

個性派


海上自衛隊第11護衛隊あさぎり型護衛艦4番艦DD154あまぎり
今年最初の佐世保詣では日の出直後の入港を逃したものの、昼過ぎに入ってきた横須賀からの来客を捉えることができた。あさぎり型はバランスのいいはつゆき型の直接的な発展系ながら、機関のシフト配置をそのまま反映した煙突の非対称な配置やツインマスト、後部に背負った大きなヘリ格納庫などにチグハグな印象が強い。一方で見る角度によってはびっくりするほどかっこいい表情を見せることがあるから侮れない。今回は無難に水線から狙ってつまらない仕上がりとなったが、前期型特有の対空レーダーOPS-14Cがちょっとしたアクセントになってくれた。

Red Kangaroo


Royal Australian Navy Hobart Class Destroyer DDG39 HMAS Hobart
オーストラリア海軍初のイージス艦ホバートが佐世保にやって来た。2017年就役の最新鋭艦かつ独特な姿をしているのにどこか見覚えがあるのは2002年就役のスペイン海軍アルバロ・デ・バザンをベースにしているためで、アメリカ製のイージスシステムとレーダーを1mmでも高く配置しようとするヨーロピアンスタイルの融合が面白い。相模湾で捉えられるはずだった洋上航走の姿は観艦式とともに幻に終わってしまったが、代わって高後埼でベストコースの進入を見せてくれた。

132

しらね型が退役して護衛艦籍に残る最古参は1984年進水のはたかぜとなっているが、設計の古さで言えばはつゆき型の2隻に軍配が上がる。1番艦の進水は40年近くも前の話で、実に1980年まで遡る。それでいてアスロック、ハープーン、シースパローにCIWSと対潜・対艦・対空装備を一通り揃えた上でヘリまで積めてしまう。旧式化は否めないものの、現役を張れるだけの実力は残っているというわけだ。武装を欲張った割に船体は3000トン級に抑えられており、ギチギチの艤装の結果としてどの装備も悪目立ちすることなく鼻の短い艦首から一本煙突を経て三段になった艦尾までがなだらかな稜線を描く。

海上自衛隊第14護衛隊はつゆき型護衛艦11番艦DD132あさゆき
機能を追及した美しさに気付かされたのは練習艦となっている同型やまゆきを俯瞰した時だったが、4桁の艦番号が妙に目立つ。同時期にあさゆきの退役が噂され始めて、俄然佐世保行脚に気合が入った。狙い始めて半年あまりが過ぎたこの日は、読み通りの出港を予報と違う曇天で見送る羽目になって意気消沈。出港時刻と湾外での針路から日帰りパターンに期待が残ったとはいえ、雲行きも優れずすっかり気を抜いて待機しているといつの間にか目の前にあさゆきの姿があった。切り位置では雲も抜けてレーダーが正面を向く度にシャッターを浴びせる。空模様から気懸かりだった海面の発色もどうにか許容範囲に収まってくれて、冷戦を今に伝えるクラシックデストロイヤー、艦番号132の確かな記録を得た。

AEGIS!AEGIS!!AEGIS!!!

澄み切った青空が広がった台風翌日は、避泊帰りの艦隊を狙って久しぶりの観音崎灯台に立った。視程もかつてない程によかったが、メラメラが酷くディテールが失われてしまったのが惜しまれる。それでも観艦式のごとく次々とやってくる護衛艦を眺めるのは贅沢なひとときだった。特に3世代のイージス艦を好条件で捉えられたのは貴重で、比較しやすいようスケールを揃えてトリミングしてみた。

海上自衛隊第1護衛隊群第5護衛隊こんごう型1番艦 DDG173 こんごう

海上自衛隊第3護衛隊群第3護衛隊あたご型1番艦 DDG177 あたご

Japan Marine United まや型護衛艦1番艦 DDG179まや
まや型はあたご型のマイナーチェンジのように思っていたが、並べてみると想像上に違いが大きい。ステルス性向上のために露出部が減っている他、地味なところでは艦橋構造物の面を構成する角度が変わって、SPYレーダーはそれぞれ微妙に違う方向を向いている。トータルバランスで見るとヘリ格納庫のないこんごう型のプロポーションの良さが際立つが、まや型ではヘリ格納庫に背の低い煙突を組み合わせることで均整を取り直しているようにも見える。このように構図を揃えてイージス3型のネームシップ3隻を記録できたのは望外の展開で、家路につく頃には観艦式中止の悲しみはだいぶ癒されていた。

中華神盾


中国人民解放軍海軍 昆明級駆逐艦 太原/PLA Navy Kumming Class Destroyer DDG131 Taiyuan
ブルーウォーターネイビーへの道を邁進する中国海軍の新鋭艦を東京湾で捉えた。仮想敵国からの参加は今回の観艦式最大の注目ポイントで、東シナ海よろしく相模湾を馳せる姿を夢想していたが、チケット入手・休みの調整まではなんとかなったものの、大型台風の前にその可能性は儚く消えた。しかしせめてもの慰めか避泊地瀬戸内海からの鮮やかな反転を決めて、てるづきに伴われた太原は東京湾に舞い戻ってくれた。天気は小雨交じりの悪条件だったが、贅沢を言える被写体ではないので距離と背景を考えて城南島に進出。幸いタグボートや貨物船に遮られることなく艦影を記録することができた。

Naval gray


US Navy 7th Fleet, Destroyer Squadron 15, Arleigh Burke Class Destroyer DDG89 USS Mustin
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