[鉄道]風景

Kyushu Ivory


久大本線:豊後中川-天ケ瀬/1859D:キハ147 1030+キハ47 8068
緑のゆふいんの森をはじめ、赤いゆふ、黄色いキハ125、最近は金ぴかのキハ47も加わって鮮やかな車両が競演する久大本線だが、白地に青帯のキハ47も健在だ。アイボリーが九州の日焼けした緑によく映えるソツのないカラーリングで、現状では各地で見られるものの活躍の幅は狭まりつつある。日常の存在だけに意識的に撮らないと気付いた時には手遅れになりがち。今回はガーダー橋からすっきりとした築堤にさしかかったところでシャッターを切った。圃場整備されていない水田もまた美しい。

やくも#24


伯備線:根雨-黒坂/1024M「やくも」24号:381系6連

黄金の春


筑豊本線:小竹-勝野/4652H快速:817系Vg110編成+Vg1103編成
昼間は青く見えた空だが、次第に化けの皮が剥がれて黄色い夕暮れがやってくる。PM2.5越しのぼんやりとした陰影のなかでぼーっとカメラを持っていた。帰り時ばかり考えていたせいで接近に気付くのが遅れて、慌ててピントを合わせて雑にシャッターを切る。その場で確認することもしなかったが、家で見てみると817系の銀色が面白い色合いで捉えられていた。

里山グラフィティ


芸備線:井原市-志和口/1815D:キハ40・キハ47系5連
朝の芸備線では通勤輸送のシーンに気動車の姿が健在で、広島市街地に入る下深川以南では4連・5連のキハがどんどんやってくる。ただクリアテール化されて魂を抜かれたキハ47とかぶりつきで対面する気にはなれなかったので、代わって遠景に活路を見出した。必然的に風景に恵まれた下深川以北に向かうことになる。世の常で運転本数とロケーションは両立せず、1815Dの一発勝負。早朝から岩と脚立の積み木遊びを経て、山頂のさらに三段上から新緑と朱色5号のコントラストを切り取った。

駆け込み失敗


鹿児島本線(肥薩おれんじ鉄道):薩摩大川-西方/8093レ:ED76 1022+コキ10両
いつの間にか臨時貨物のシーズンオフが迫っていたので慌てて西方に行ってみたものの、光線のヌルさは誤魔化し切れなかった。来年もナナロクで走ってくれることを祈るのみ。

Freight Terminal


鹿児島本線(博多臨港線):福岡貨物ターミナル駅/構内入換:HD300-25[岡]
活気ある貨物駅はいつ見ても楽しいもので、またしても足を運んでしまった。

みどりセゾン


肥薩線:海路-吉尾/8421レ「SL人吉」:8620形58654+50系改客3両
桜が咲いて散って行く間にどんどんと新芽が出て葉が開き、新緑が目を楽しませる季節がやってきた。常緑樹の多い九州の山ではモザイク模様になってしまうが、それもまた一興。夏になれば一様に深い緑に染まってしまうので、様々な緑の競演が見られるのは短い間に限られる。新緑と晴天の好条件がそろった今日、チャンスを活かすべく球磨川を見下ろすポイントへと走る。満員御礼を覚悟していくと意外にもこの景色を独り占めする贅沢を味わうことができた。

北川橋梁俯瞰


日豊本線:北川-日向長井/4075レ(遅れ):EF81 501+コキ10両
北川に架かる鉄橋は日豊本線に点在する橋梁撮影地のなかでも規模の大きさと背景の綺麗さで群を抜く存在なのだが、順光時間帯に通過する列車が数本のにちりんに限られるとあってはポテンシャルを発揮する機会があまりに乏しい。ただ今回は4075レが2時間強遅れてくれたおかげで、舞台のスケール感に見合う役者との組み合わせが叶った。とはいえ舞台も役者も理想とは違っているのというのが正直なところで、構図を組みつつ夏の緑と赤い機関車とのコントラストを夢見てしまった。

山岳新幹線


九州新幹線:博多-新鳥栖/5331A「つばめ」331号:800系U006編成
玄界灘に面する福岡平野と有明海岸の筑後平野は瓢箪型につながっており、ちょうどくびれの部分に大宰府が置かれていた。旧来の交通ルートはそこに集中していて鹿児島本線・西鉄天神大牟田線・国道3号線・九州自動車道が身を寄せ合って通過する様は、京阪間の天王山周辺にも似た雰囲気がある。天王山では東海道新幹線もその一員に加わっているが、半世紀近い時を経て建設された九州新幹線は別ルートを取り、西に聳える脊振山を貫いている。大半をトンネル区間が占めるが希少な明かり区間は山岳路線の様相で、深い緑にモーター音を響かせて800系が坂を駆けのぼってきた。

裏日本


筑豊電気鉄道線:感田-筑豊直方/29列車:3000形3007号
黒崎から遠賀川の右岸を進んできた筑豊電鉄は、終点直方の手前で向きを変えて川を渡る。堤防に立って列車を待っていると、川が北に向けて流れていることに気が付いた。遠賀川が注ぎ込む海は響灘、その先には日本海が広がっている。日本海側に位置する福岡県、今年の冬はそうした地理特性を実感させられることになるのだろうか。
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