[鉄道]風景

CLIMBER


九州新幹線:博多-新鳥栖/5411A「さくら」411号:800系U004編成
博多総合車両所を過ぎた九州新幹線はいきなり急勾配に差し掛かる。福岡平野と筑紫平野を分ける脊振山地を貫くためで、長大なトンネルを駆使しながらも地中に延びる水脈を乗り越えるべく35‰が加わる。勾配を35‰に収める工夫は高さを稼ぐための高架橋にあり、峠道が市街地に食い込む独特の景観をなしている。北陸新幹線の碓氷峠よりもきついだけに九州新幹線は全電動車編成で揃えられており、速度が乗ってないこともあって風切り音よりもモーター音が耳に残る。

元旦撮影


山陽本線:門司-下関/5132M:415系8連
海峡ゆめタワー元日限定の早朝営業を生かした俯瞰から今年の撮影はスタート。予報は微妙で関門ウェザーを警戒したが、雲ひとつない空で初日の出を拝んでからの気持ちのいい撮り初めとなった。

撮り納め


西鉄貝塚線:西鉄新宮-三苫/普通:西鉄600形619F
撮り納めを意識的にすることはないのだが、予報と予定を見るとなんとなくの予感はあった。それでもちゃんと前から来る電車を撮れるだろうと思っていたら、微妙な薄雲が沸きに沸いて以後の列車に光は当たらず、ケツ撃ち1枚でなんとも言えない2019年の最終撮影となった。

ことのうみ


長崎本線:大草-東園/240D:キハ66 1+キハ67 1
千綿の棚田と並ぶ絶好の俯瞰撮影地、東園のみかん山から国鉄色のキハを狙った。ここは古くから車窓のハイライトでもあったようで、1967年公開の映画「喜劇急行列車」を見ると今とそう変わらない様子がわかる。物語は下り「さくら」の車中で進んで長崎終着とともにハッピーエンドを迎えるのだが、どうせなら折り返しの上りまで映しておいて欲しかった。当時の2列車は今の240Dと同じような時間で走行してくる。まさにこの光線条件でこのシーンに収まるDD51+20系8両編成の姿を捉えることができていたはずだ。

World of SIMUTRANS


Metinvest Kryvyi Rih Iron Ore Plant専用線/Metinvest 2TE10M+貨車10両
穴だらけで道路事情は悪く、内陸水運もドニエプル川に限られるウクライナでは鉄道貨物輸送のシェアが大きく、700m級の貨物列車が旅客列車よりもずっと頻繁に走っている。どこかで見たことのあるような光景だと思えばsimutransで、ゲームよろしく露天掘りの鉄鉱山の中から当然のように鉄道輸送となる。鉱山沿いの道を往復して見下ろせる位置を探し、風で撒き散らされる粉塵に咳込みながら列車を待った。運転時刻などもちろん掴めておらず、雑然と何本も敷かれたどの線路を走ってくるかもいまいちわからない。いよいよ終業時刻を疑う頃合いになったころ、重連型12軸の2TE10Mがこれまた重量級らしい3軸ボギー台車のホッパ車を押す姿を見せてくれた。

圧倒的に向日葵


Dnipro-Zaporizhia Line:1045KM-1047KM/Suburban Train No.6585:ER1 6連
夏の旬は長いようで短く、ヨーロッパともなれば8月末にはもう秋めいた色合いを帯びるエリアもある中、ウクライナでは向日葵が鮮やかな光を放っていた。一様に下を向いていて元気いっぱいという感じではなかったが、遥か彼方まで広がる黄色は暴力的でさえあった。種から作られる向日葵油の生産量がロシアを僅差で破って世界一を誇る程で、国土面積の差を考えるとウクライナの力の入れようが窺える。絵作りにもこの上ない助っ人となったが、背の高さゆえに見下ろせる立ち位置を探すのには難儀した。なんとか高さを稼いで構図を組むと一日数本のエレクトリーチカがほどよい存在感でアングルに収まってくれた。

Across the channel


山陽本線:門司-下関/5132M:415系8連

夏本番


信越本線:米山-笠島/4091レ:EF510-17+コキ20両

深緑


久大本線:天ケ瀬-杉河内/1859D:キハ147 53+キハ47 4509

初夏・大村線


大村線:千綿-彼杵/3226D「シーサイドライナー」:キハ67 110+キハ66 110+キハ67 1+キハ66 1
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