琴電琴平線:羽間-榎井/47レ:高松琴平電鉄1080形1091F+1200形1203F
立秋が過ぎてお盆も終わり、日没時刻はいよいよ早くなってきた。夏の終わりを感じながら残暑の中カメラを構えていると、一旦雲に隠れた太陽が再び姿を見せる。通常電車が来る頃にはまたコントラストのない世界に戻ってしまうものだが、そうと分かっていても念のため構図を組んで待つ。背景には白い高層雲が広がり、風景的にも編成写真にも中途半端な条件となったので開き直ってクローズアップの流し撮りに走った。ちょうど姿を見せたのは検査明けらしくピカピカの1080形を先頭にした4両編成で、力が抜けていたのか流し撮りもピタリとあってくれた。