澄み切った青空が広がった台風翌日は、避泊帰りの艦隊を狙って久しぶりの観音崎灯台に立った。視程もかつてない程によかったが、メラメラが酷くディテールが失われてしまったのが惜しまれる。それでも観艦式のごとく次々とやってくる護衛艦を眺めるのは贅沢なひとときだった。特に3世代のイージス艦を好条件で捉えられたのは貴重で、比較しやすいようスケールを揃えてトリミングしてみた。

海上自衛隊第1護衛隊群第5護衛隊こんごう型1番艦 DDG173 こんごう

海上自衛隊第3護衛隊群第3護衛隊あたご型1番艦 DDG177 あたご

Japan Marine United まや型護衛艦1番艦 DDG179まや
まや型はあたご型のマイナーチェンジのように思っていたが、並べてみると想像上に違いが大きい。ステルス性向上のために露出部が減っている他、地味なところでは艦橋構造物の面を構成する角度が変わって、SPYレーダーはそれぞれ微妙に違う方向を向いている。トータルバランスで見るとヘリ格納庫のないこんごう型のプロポーションの良さが際立つが、まや型ではヘリ格納庫に背の低い煙突を組み合わせることで均整を取り直しているようにも見える。このように構図を揃えてイージス3型のネームシップ3隻を記録できたのは望外の展開で、家路につく頃には観艦式中止の悲しみはだいぶ癒されていた。