鉄道編成

近場ではJR九州車の記録のために暇さえあれば撮影に出向いており、2017年を撮影地開拓に費やした分今年の収穫は上々だった。中でも813系のフォグランプ点灯の姿を捉えられたのが一番の成果だった。一方で787系を継続課題のままに残していたら、ヘッドライトがLEDに換装されてしまったという大失態もあった。被写体としての優先度は高かっただけに悔いが残る。

鉄道風景

今年はやはり山陰迂回貨物で、海バックの定番も鮮やかに記憶されているのだが、思い入れがあるのは日原の黄色い田圃のほう。何気ない風景をきっちりと切り取ることができたと感じている。条件の良さにも助けられた一枚だった。

旅客機

福岡でも離陸写真は継続的に狙っているのだが、立ち位置の制約でなかなかこれといった一枚を得られていない。一方でピンポイントで出かけた千歳では雪原からシグナスの捻りを捉えることができた。退役の日も近く、年明け再訪を考えたりもしている。


軍用機

無理して行ったラドムエアショーではフライトキャンセルの嵐、さらに圧倒的悪天候に見舞われて悲しみに暮れたが、滞在最終日に帰投するフランカーを青空バックで抑えられたのは愉快な思い出として残っている。その後ワルシャワまでのドライブも実に楽しかった。

艦船

秋に演習と韓国海軍の観艦式があったおかげで、佐世保に外来多数を迎えることができた。とはいえ一番の収穫は検査明けで慣熟にあたるいせの姿。朝の出港から予想した通りに帰ってきてくれたため、読みが当たった喜びもひとしおだった。

自動車

来年天皇として即位される皇太子の福岡行啓があった。地元に車列ということで気合を入れて出迎えたが、不慣れな警備に翻弄されて消化不良の結果に終わる。それでも都市高速の下を抜ける白黒4台はなかなかの絵になってくれた。レーパトばかり揃えてくれた福岡県警のセンスもいい。

1年間通してみると鉄道偏重で飛行機をあまり撮れていなかったのが悔やまれる。好景気で百花繚乱の感のあるエアライナーや最後の活躍を見せるファントムなど被写体には事欠かないので、2019年はバランスの良い被写体選びを心がけたい。また、イベントごとも数多く計画されており、早い段階でのプランニングとそのための情報収集も大きな課題となっている。シャッターを切る瞬間の興奮と写真の価値を両立させるべく新年も線路際、飛行場、海岸、道路とあちこちに足を伸ばしていきたい。