南迴線Nanhuixian:枋山Fangshan-內獅Neishi/754次「莒光號Juguanghao」 :TRA R100型131+客車9両
列車名は大陸反攻のスローガンに由来する。一方で莒光號が運転を開始した1970年代にはニクソンショックがあって、台湾の国交断絶・大陸中国の国交正常化という話が続く。運転開始時とその後で台湾を取り巻く状況は大きく変わってしまったのだが、莒光號登場とともにデビューしたR100型は変わらずその牽引の任に当たっている。世界中でありふれた汎用アメロコではあるのだが、どこか日本的な色使いのおかげで馴染みやすく、そういった意味で少し特別。20m級客車を連ねて1067mmゲージを駆け抜ける姿には思わず日本の客車列車の幻影を重ねてしまう。