E235系の試運転が粛々と進められている。連日東海道本線を根府川まで下っており、スジがほどよい時間に設定されたおかげで石橋の定番アングルにも収まった。

東海道本線 早川-根府川/試9837M/E235系トウ01編成
最初のプレスリリースからあっという間に実車が登場した印象だが、量産車の投入は早くても2018年以降と思われ、量産先行車はだいぶ早い時期から走り込みを始めることになる。MM'ユニットから1M方式への転換や検測機能の追加等、様々な新機軸が盛り込まれていることから新世代の車両との呼び声も高いが、E235以降の車両次第では反対にE231/E233世代の集大成と見なされることになるかもしれないし、あるいは過渡期的な車両と位置づけられるかもしれない。900番台の試作車ではなく量産先行車として0番台で登場した点を示唆的に感じるところもあり、E233系でひとつの完成形に到達したJR東日本の通勤電車が今後どのように進化していくのかあれこれ考えてしまう。