桜が満開を迎え、散っていこうとしている。桜の鮮烈な印象のために冬から春への移ろいはあっという間の印象が強いが、実際のそれは他の季節と同じく穏やかながら着実なペースで進んでいく。


西武新宿線 航空公園-新所沢/2671電車/2000系
そうした移ろいの時に旬を迎える撮影地がいくつかある。東北東を向く西武新宿線下り線を捉える新所沢駅先もその一つで、その理由は冬は前面が、夏には側面が甘くなってしまうために、その中間にあたる今の時期の光線が一番綺麗と言えるからだ。広々としたホームでズームを目一杯伸ばして絞り開放で狙うと、旧2000系の顔つきが春の斜光線を浴びてくっきりと浮かび上がった。