ドクターイエローとして名を馳せる923形だが、検測装置の小型化により検測専用編成の必要性は低くなってきている。九州新幹線では検測機能を搭載した800系がその任を全うしているし、N700系に検測機能を付与する計画はかなり前から聞かれている。


山陽新幹線 西明石/4984A/923形T4編成
ドクターイエローという存在自体に黄色信号がついていると言える状況だが、現行の923形は700系ベースである以上700系とともに引退すると考えられ、そもそも長い時間は残されていない。東海道新幹線285km/h運転の時代が始まったことを踏まえるとなおのこと923形の先行きは暗い。そんなわけで早いうちに押さえておきたいと思っていたところ、ブルーインパルス見物のおまけでチャンスを得た。メラメラが激しく400mmで6灯を点した表情を圧縮する作戦は諦めざるを得なかったが、山陽新幹線らしい長い待避線のおかげですっきりした構図をとれた。そして、多くのギャラリーとともに迎えた通過シーンは編成が短いせいか一層のスピード感を伴っていた。