順光の捻りが百里の朝一上がりの楽しみ。しかし上昇してからの捻りになるため、捻ってくれないとお腹しか写らない。それゆえに割と賭けの要素が強い撮影になる。

航空自衛隊302飛行隊[百里]/F-4EJ改/87-8415
水郡線に向かう途中で立ち寄ると、一発目に上がってきたファントムがいきなりベストタイミングで捻ってくれた。捻りでないと撮れないアングルではあるが、捻り過ぎてもいない角度の絶妙さにゾクゾクする。大いに気を良くして続くファントム・イーグルに期待するも、総じて間延びした捻りばかりでちっとも絵にならなかった。この機体を逃していたら収穫なく帰る羽目になっていたかと思うと少しゾッとする。ただ航空機撮影ではそうした恐怖に負けず、勝負に出続けることが一番大事なのかもしれない。