高久で新幹線を撮った日の話の続き。光線が回らなくなってきたので長居せずに帰路についた。高久は交直セクションのある黒磯から交流側に1駅だけ入ったところにあり、1区間だけではあるが701系に乗って黒磯で乗り換えることになる。黒磯では20分少々の待ち時間があった。そしてその間に1070レに追い抜かれるようだったので暇つぶしがてら機関車交換を観察してみた。

東北本線 黒磯駅/構単1070レ/EH500-2
1070レはEH500-2の牽引する石油貨物であった。定時に到着するとEH500-2はすぐさま切り離される。EH500-2が駅北側交流電化の機溜線に引き上げてくる頃には編成先頭にEF210がついていて、汽笛一声とともに出発していった。機関車交換に要する停車時間は10分に満たない。こうした光景は黒磯では1959年の電化以来お馴染の光景だが、EH500は北海道新幹線開業とともに25000Vに昇圧する青函区間の運用をEH800に譲ることになる。そうするとEH500の首都圏-青森のスルー運転が増えるはずで、こうしたテキパキとした機関車交換も過去帳入りしてしまうのだろうか。