近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/913レ名伊乙特急(鳥羽延長運転)/12200系4連+22000系4連

1969年登場の古豪。5年後には初期車の登場から半世紀を迎える計算になるが、矍鑠とした走りで近鉄特急ネットワークを支えている。外幌を設けて併結の便と特急としての見た目を両立させるというアイデアは国鉄のクハ481-200と共通。しかし結果として生まれた顔つきが全く異なるのが面白い。

近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/159レ名阪乙特急/30000系4連

1978年登場。10000系初代ビスタカーの伝統を引き継ぎダブルデッカーを2両挟んだ。新幹線開業とともに名阪輸送の役割が相対的に低下したものの、一方で新幹線でやってきた観光客を伊勢まで運ぶ観光需要は増大し、それにこたえる形で投入された。リニューアルを受け15本が現役にある。

近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/59レ名阪甲特急アーバンライナー/21000系8連

近鉄特急のイメージを一新させ、アーバンライナーとして広く知られる。1987年に登場し、名阪特急の復権を謳った。実際難波へ直通できる点や割安感もあって、私鉄唯一の本格的な都市間特急として力走している。2003年には21020系も加わったが主力はこの21000系。こちらもリニュ―アルを受け、アーバンライナーplusとなった。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/XXXXレ名伊乙特急(初詣臨時列車)22000系2連+30000系

1994年登場のACE。1961年登場のエースカーの名を継ぎ、乙特急の主力車両として運用されている。優しい曲線を描く貫通車は秀逸なデザインでかっこいいのだが、編成美の点では少々悩ましい存在でもある。4連と2連合わせると28本が存在し、自在な併結運用をこなすため遭遇率は一番高い。現在の増備は22600系に代わり、じわじわと旧型車を置き換えている。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/3911レ伊勢志摩ライナー/23000系6連

1994年登場の伊勢志摩ライナー。アーバンライナー譲りの流線型で、ダブルデッカーの代わりに大窓のサロンカーを組み込んだ。サロンカーは別料金なしで利用できる車両としては近鉄随一の居住性を誇るだろう。近年リニューアルを受け、赤のバリエーションが増えたが黄色も相変わらず健在。近鉄のリニューアルは元々のイメージを崩さないところがありがたい。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/7011レしまかぜ/50000系6連

そして昨年登場のしまかぜ。展望車タイプの流線型ながら貫通扉を有するという前代未聞のデザインは驚きをもって迎えられた。スナックカー、ビスタカー、伊勢志摩ライナーの伝統を詰め込んだ編成はカフェを備えるダブルデッカー、コンパートメント・和洋個室をおごったサロンカーなど多彩な設備に彩られている。電算記号はSV、これはShimakaze Vistaの略らしく名実ともに最新のビスタカーとして伊勢輸送の花形に君臨している。

今後3本目も登場し、京都伊勢間でも運転を開始するとのことだが、前面の貫通扉を活かした地下鉄直通運転にも期待がかかる。この線路は姫路まで続いているのだ。