ロシアとの外務・防衛担当閣僚会合はあっという間に終わり、両人は足早に日本を離れた。天候はどんどん悪化し、昼から展開した中央防波堤からは羽田の管制塔も見えない状況で離陸機を迎えた。

IL-62は15時前に離陸した。上昇角はほどよい高さだったが、捻りは開始が少し遅く、アングルもとても評価できるものではない。京浜島・城南島への展開が吉だっただろう。あまりに無謀な賭けだった。

一方ラヴロフ外相を乗せたIL-96は夜の出発となった。こちらは無難に…行きたかったが手前のスポットにソラシドのB737が入ってきてしまったため400mmで圧縮する策に出た。三脚なしかつ出発直前に展開した割には満足のいく結果となった。