2月20日未明、大糸線の運行情報サイトに除雪作業のため運休の表示が出た。

大阪の友人と撮影プランを算段して徹夜で朝一のスーパーあずさに乗り込む。


松本から北へレンタカーを走らせるも雪は少ない。走りやすいのは結構だがラッセルが走らなくては元も子もない。


しかし正午ごろにtwitterで検索をかけると糸魚川で出発準備をしているようだ。ガッツポーズ。



そしてDD16 304がやってきた。3ユニットで36m。本体が短いためその姿はとてもユーモラスに映る。

南小谷までの一方的な上り坂を日本海からフォッサマグナを流れる姫川に沿って進む。


ウィング全開。平岩を過ぎると雪が激しくなった。


南小谷から少し北に行ったこのポイントから動かず復路を待つ。



換算640mmになるレンズを線路正面で構えた。降りしきる雪がオートフォーカスを惑わす。



再び線路を埋めた雪を掻き出していく。視界はものすごく悪い。

2つの前灯が雪に滲む。その上の作業灯はわずかに横を向いているため前方には弱い光が届くだけだ。


正面系に飽きてきた。特徴あるサイドを撮りたいがこれでは雪が強すぎて映らない。

海側は雪が弱いのではないかと予想し糸魚川へ急ぐ。



トンネルを抜けると小雪だった。着雪した木々とこじんまりとしたトンネルもいい仕事をしてくれた。


こうして初のラッセル撮影は終わった。また白い悪魔との戦いの場に立ちたいものだ。