撮影に行っておらずネタがないのでギャラリーの方に上げた米軍関係の写真の野暮な解説をしてみようと思います。
まずは横田基地で撮った写真から。
昨年夏の基地祭では、エプロンの半分ぐらいは公開されていたのですが、残り半分はしっかり通常運用中でした。横田がしっかり働かないとアフガニスタンにいる兵士が飢えちゃいますから横田の責務は重大です。
アフガニスタン、というのは脚色入っていますが兵站の重要性は変わりません。
これは普通に撮ったのですが面白味がなかったのでRAW現像の段階でシルエット調に仕上げてみました。
レーダーだけでなくエンジンも光ってくれたのは予想外のことでした。
あまり敵に回したい相手ではありません。
A-10Aはいつものように韓国オーサン空軍基地から飛来してきました。
2011年の展示機はC-5Cという希少な機体で、容積のあるものを輸送するために尾部扉が観音開きのようになっているのが特徴でした。
次は三沢基地。
在欧米軍のF-15E、現在は韓国に前線配備されているため横田に続き三沢でもそのグラマラスな姿を見ることができました。せっかくの青空ながら飛行展示をしてくれなかったのは非常に残念ですが、RAFレイクンヒースに所属する機体を拝めただけでも僥倖と考えるべきかもしれません。見た目はまるで戦闘機ですがB-29並の弾薬搭載量を誇る世界最強の爆撃機でもあります。当然爆弾搭載時にはある程度機動が制限されるのでしょうが、対抗馬となるSu-32よりはいい動きを見せてくれそうです。
B-29の直系の子孫ともいえるこの機体を笑って見送れることがいかに大事なことか考えさせられます。
グアムに展開しているのは第2爆撃飛行隊で、本拠地はメキシコ湾から300kmほど内陸に入ったところに位置するバークスデール基地です。
1917年設立の由緒ある第2爆撃飛行隊のお膝元ということでB-17やB-29をはじめ多数の爆撃機が展示されているのですが、その中にはB-52も2機展示されており、B-52の息の長さを改めて感じました。
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