2020年08月

佐世保重工業佐世保造船所第4ドック/Scheuerle SHT320.10.3
いつものようにSSKバイパスを走っていると、何やらドックの周りに賑やかな様子が見えた。車を止めると走行台車が並んでいる。 たまに目にすることはあっても落ち着いてカメラを向けるチャンスはなかったので、ヤラセのような並べ方と光線状態に大喜びでシャッターを切った。調べてみるとドイツのショイエルという重量物輸送車の専門メーカーのもので、そのラインナップからするとこの320t積みの仕様は造船所用台車としてごく普通の大きさ、下手すると小型の部類に入るらしい。実際積まれていた部材も3人でワイヤーをかけるとあっという間にクレーンで運ばれてしまっていて、造船業界の大きさに対する感覚の違いに驚かされる。

琴電琴平線:羽間-榎井/47レ:高松琴平電鉄1080形1091F+1200形1203F
立秋が過ぎてお盆も終わり、日没時刻はいよいよ早くなってきた。夏の終わりを感じながら残暑の中カメラを構えていると、一旦雲に隠れた太陽が再び姿を見せる。通常電車が来る頃にはまたコントラストのない世界に戻ってしまうものだが、そうと分かっていても念のため構図を組んで待つ。背景には白い高層雲が広がり、風景的にも編成写真にも中途半端な条件となったので開き直ってクローズアップの流し撮りに走った。ちょうど姿を見せたのは検査明けらしくピカピカの1080形を先頭にした4両編成で、力が抜けていたのか流し撮りもピタリとあってくれた。

土讃線:讃岐財田-黒川/2006D「しまんと」6号+54D「南風」14号:2120+2459+2103+2213+2009
2000系のコンセプトは制御振り子と大出力エンジンによる低速コーナーの攻略にある。振り子角5度という値は今や控えめに響くが、カーブを舐めるように進んでくる姿は実にかっこいい。となればアウトカーブの一枚が欲しくなる。ただゼロ角のアングル自体が2年ぶりで、不慣れなぶん細心の注意を払って構図を組んだ。踏切が鳴ってすぐに姿を見せた5両編成はN2000が混ざるガッカリ組成ながら代わって4つのライトがギラギラ光る。光線もすっかりトロ火で編成写真としての評価はせいぜい可と言ったところだが、2000系の記録には欠かせない一枚を得た。
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