2018年10月

JAL69:Los Angeles-Osaka Kansai/Japan Airlines Boeing 787-846:JA829J
(from APJ526:Fukuoka-Tokyo Narita/Peach Aviation Airbus A320-213:JA816P)
時差1時間に相当する経度15度はざっと1650kmほどで、従って1650km/hで西行すれば太陽をぴったり追いかけることができる。かつてのコンコルドではロンドンで沈んだ太陽がマッハ2で飛ぶ大西洋上で再び昇ってきたという話だが、亜音速機ばかりの現代では遠い昔のエピソードになってしまった。一方東に向かう場合は倍に近いペースで日が落ちていく計算で、夜が迎えに来るような感覚になる。まさにそういった雰囲気の福岡発成田行の機内からJALの787を捉えた。ロサンゼルスをお昼過ぎに出てからずっと夕日とともに飛んできたが、あと少しのところで夜に追いつかれてしまったようだ。割といい角度で見えただけに陽が当たっていれば…と思ったが、薄明を飛ぶ姿にも静かな美しさがあった。

東京メトロ有楽町線:新木場車両基地/東京メトロ10000系10107F他

福岡市営地下鉄七隈線:橋本車両基地/福岡市交通局3000系3003編成
ともに設計はAlexander Neumeister、製造は日立笠戸で同時期に登場したもので、並べてみると似通ったラインが面白い。前頭部の曲線から反り返ったスカート下部までが綺麗な相似形を描いている。一方で曲線のきつさや運転席側窓の有無、細かいところでは非常用貫通扉のガイドレールなど当然ながら違いはあれこれあって、その理由を探したくなってくる。完全クローズドのリニア地下鉄と横浜・新木場からディープ埼玉までのロングランでは環境の違いが大きすぎるとはいえ、車体強度とスペースの制約、直通規格あたりに集約できそうだが、推論以上の答えを得るのはなかなか難しい。
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