2017年11月

瀬戸大橋線:茶屋町-植松/3141M「マリンライナー」41号:5000系M3編成+223系5000番台P編成
伯備線目当てで東へ走ったはいいものの、夜が明けてみれば山陰は霙らしい。瀬戸内側に居残りを決めて、最後は瀬戸大橋線に行き着いた。狙いはマリンライナーで、冬光線でしか撮れない5000系側の編成写真をきっちり押さえておきたかった。JR東日本テイスト溢れるサイドビューの先頭ダブルデッカーが編成美を崩してはいるのだが、顔つきのインパクトの前に違和感が薄れて三社混淆が程よく成り立っている。しかし塗装ぐらいは揃えてほしいところで、5000系登場15年に加えて瀬戸大橋線開業30年という節目を迎える来年あたりにリニューアルでもやってくれないかと期待してしまう。

長野電鉄長野線:附属中学前-朝陽/12A特急「ゆけむり」:長野電鉄1000系S1編成
編成写真というと障害物や背景の処理といった細かいところばかりに目が行ってしまうが、本来の醍醐味は鉄道車両のカッコよさの追及にある。現実的には障害物が多いために車両をすっきり見せるだけで四苦八苦しているのだが、長野電鉄には前景背景ともに綺麗に整った最高のインカーブがあった。理想の姿を想像しながら構図をあれこれ考える楽しいひとときはあっという間に過ぎる。明るい塗装ゆえに映り込みを気にする必要さえもなく、ノーズを綺麗に捉えることを最優先した広角90mmのローアングルにセッティング。短くなってなお健在なHiSEのカッコよさを確かに切り取った。


Marine 1:Kasumigaseki Country Club-Akasaka Press Center/VMX-1 VH-3D:159359


アメリカ合衆国大統領というよりは㈱USAの名物社長といった雰囲気のままドナルド・トランプがアジア外遊にやって来た。横田到着時に前例外しのRWY36着陸をかまして航空オタクの期待を盛大に裏切った以外には大きな波乱もなく、予定調和の日程を淡々とこなす。ヘリ移動が多かったため川越や赤坂といった飛行場外での撮影チャンスがあったのは特筆に値するところで、六本木ヒルズ展望台からは本人の姿も確認できた。ヘリが重用された分、車列の出番は多くはなかったようだが、歓迎ムードで穏やかな車窓は好意的な対日観醸成に効果があったかもしれない。そしてクライマックスの横田上がりだが、今度は瑞穂の丘からの期待に応えるRWY36からの離陸。エアフォースワン独特の低いピッチ角でその美しい姿を惜しげなく披露して韓国へと旅立っていった。

SAM:Yokota-Osan/USAF 89th Airlift Wing VC-25A:82-8000
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