2015年04月

博多のいぶし銀


筑肥線 今宿-下山門/450C/1000N系03編成
福岡の地下鉄にはファッショナブルな車両が揃い、いかにも通勤電車然とした機能優先の佇まいを備えた福岡市交通局の車両と賑やかなデザインのJR九州からの乗り入れ車の競演が目を楽しませてくれる。最古参となる1000N系は34年も前に登場した車両だが、古臭い印象とは無縁で今年デビューの305系にも見劣りしない。その理由は直線と曲線の絶妙な共存にある。地下鉄車両らしく反射を減らすために平面ガラスを組み合わせた前面窓の構成や青と白の塗り分けは直線的ながら、車体断面は緩やかに曲線を描き、加えて腰部の丸い灯具が柔らかな印象を与えている。博多で見かけるたびにかっこよさに惚れ惚れとしていたが、今回じっくり見てみて一層惚れ込むことになった。

DDH144 Kurama

今年も年度末恒例の練習艦隊近海演習航海が行われた。例年と違うのは練習旗艦のかしまが検査に入っていることで、その代わりはくらまが務めることとなった。そして近海演習航海の寄港計画は公表される。それはくらまを狙い撃ちするチャンスが得られることを意味していた。江田内を出た艦隊一行は神戸・高知等に立ち寄ってから九州南端を回って佐世保にやってくる。少し遠くアクセスにも難があるが、「確実に見れる」という魅力は大きく、jetstar・18きっぷ・タイムズカーシェアを駆使して長崎県西海市に到達。寄船港に止めた車中で夜を明かして翌朝の入港に備えた。

海上自衛隊 第2護衛隊群 しらね級2番艦 DDH144 くらま
夜明けの天気は微妙で、薄日が差しているものの視程は悪い。MarineTrafficの圏外なため目視を頼るほかなく、長い時間水平線を眺めることになった。暇を持て余してやたら丁寧に歯を磨いているとくらまの特徴的なシルエットがぼんやりと見えてきた。くらまは面舵を2回切って接近し、最後は左に舵を切ってくる。この回頭シーンからシャッターを切り始めたが、すぐに400mmでは画面からはみ出すほどに近づく。慌ててレンズを70-200に変えて撮ったのがこの一枚。狭水道通過と入港のためにアンカーがぶら下がっているのが惜しいが、思ったよりも光が当たってくれてようやく満足の行くくらまの記録写真を押さえることができた。

一番列車


肥薩線 霧島温泉-嘉例川/4221D/キハ47x2
 

春光線

桜が満開を迎え、散っていこうとしている。桜の鮮烈な印象のために冬から春への移ろいはあっという間の印象が強いが、実際のそれは他の季節と同じく穏やかながら着実なペースで進んでいく。


西武新宿線 航空公園-新所沢/2671電車/2000系
そうした移ろいの時に旬を迎える撮影地がいくつかある。東北東を向く西武新宿線下り線を捉える新所沢駅先もその一つで、その理由は冬は前面が、夏には側面が甘くなってしまうために、その中間にあたる今の時期の光線が一番綺麗と言えるからだ。広々としたホームでズームを目一杯伸ばして絞り開放で狙うと、旧2000系の顔つきが春の斜光線を浴びてくっきりと浮かび上がった。

Nスポ夜遊び

久々の大物は唐突にやってきた。Twitterに上がっている写真等を見るとどうやらアイレベルから正面が捉えられるようだったので、昨年のIL-76以来の夜遊びに出掛けてみた。


DUB1/A6-HRM/Dubai Royal Air Wing B747-422
のんびり京急で天空橋に向かって、地下からの階段を上ると垂直尾翼のライトが点いているのが目にはいる。動く気配が濃厚だったので、それまでののんびりモードから一転して焦り先行で走ることになる。それも時間を稼ぐために三脚の足を伸ばしながろフラフラ走るという無様さを披露する羽目になった。それでも必死で急いだおかげでアングルを少し変えて撮るぐらいの余裕はあって、収穫なしで帰る事態は避けられた。しかしクライマックスはバルブ撮影よりも、そのあとの超至近距離でのタキシングで、頭の上を主翼がかすめるような印象を受けるほどの近さだったが、そこは写真に仕上げることは叶わず、久しぶりの夜遊びはゆとりのなさから画竜点睛を欠いてしまった。
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