2014年03月

Haneda Shift

ANAのB747引退劇の陰で羽田に返り咲いたエアラインがいくつかある。

AF279(HND-CDG)/B777-200ER/F-GSPA

エールフランスは羽田再国際化に最も乗り気の航空会社の一つで、将来的にはA380の投入も検討しているという。羽田発が7時半と早い時間に設定されており、アメリカンの先例もあり集客面での心配はあるが、撮影には最適な時間に出発してくれる。31日は北風が強く高い上がりになってしまったがそれでも綺麗なターンを描いてパリに向けて飛んで行った。


LH717(HND-FRA)/B747-400/D-ABVY

ルフトハンザも羽田シフトを明確に打ち出した。機材面でも話題十分で、11時50分発のミュンヘン行にはA340-600、14時05分発のフランクフルト便にはB747-400を充てている。午後の離陸となるため北風運用では京浜島での撮影となるが、右ターンの開始位置で明暗が分かれる。31日はA340は撃沈。B747は低い上がりではあったが、ヒートヘイズが出て及第点とはならなかった。冬までお預けといったところだろう。

北風運用のため撮影することはできなかったが、アジア路線も拡充され、シンガポールやタイ、フィリピンの離陸を日中に捉えることができる。キャセイとタイのB747が相次いで離陸する時間帯もあり、これからの南風運用時が非常に楽しみだ。

ARIZONA ANG KC-135R

26日から27日にかけてKC-135が大挙して横田に飛来した。ネバダ州のNASファロンに移動して訓練していたVFA-27とVAQ-141が厚木に帰投するため、空中給油のために随伴してきたようだ。同時にタイで演習に参加していたルイジアナ州軍のF-15A/Bが米本土に帰還する動きもあり、その支援にあたったタンカーも重なったために、今回の大量飛来となったようだ。

USAF 161st Air Refueling Wing KC-135R

26日から到着が始まり、27日には帰投が始まっていたが、好天に恵まれた28日に絞って展開した。一番の狙いはアイシャドーつきのアリゾナ州軍フェニックス基地からの飛来機。第5ゲート付近で離陸を待ったが、強い南風のせいでだいぶ高い上がりになってしまった。惜しい!

スイッチバック駅を抜けて

中央本線 初狩→笹子/配9433レ EF64 1031+E331系AK1編成

本当にE331系が長野送りにされてしまった。JR東日本のエンジニアスピリットは烏山線のACCUMに引き継がれたのだろうか。失敗に終わってしまったものの、E331系ぐらい野心的な車両作りにこれからも期待したい。

「いいとも!」出演に伴う安倍首相車列

安倍首相が「いいとも!」に出る。それはつまり車列が白昼堂々新宿駅前に乗り込んでくることを意味している。早速撮影地を検討するが、その前にどの道を通ってくるかを予想しなければならない。地図を見れば直近のインターチェンジは新宿ICか外苑IC。どちらからきても対応しやすそうで、かつ警備が厳重で「いかにも」な雰囲気のあった歌舞伎町交差点で待機した。結果は新宿ICから都庁の西側を北上し、成子天神下交差点を右折、ガード下を抜けて靖国通りで転回(!)して歌舞伎町バス停付近に路上駐車(!!)という強引なルート設定であった。

返しをガードで狙おうと思ったが、電車は撮りやすいものの、車を撮るには適していなかったのですぐそばの新都心交差点の跨線橋に移って車列を待った。

いつもより少し長めのテレフォンショッキングが終わって10分ちょっとで車列が姿を現した。今回の車列は計6台。白バイの直掩もなく少し寂しい。安倍首相は先頭のセルシオに重なる位置のセンチュリーに乗っている。車列らしい美しいフォーメーションではあるが、赤灯を消したステルス車列状態は期待外れだった。


しかしセンチュリーの警護車が目の前で赤灯を上げるファインプレー。交差点進行時の交通調整を行いながら眼前を通り抜ける姿はこれこそ警護車というべきものだった。

Revenge Match Saturday

OM08が八王子始発の踊り子に充当されるという。しかも南武線や横浜線経由ではなく堂々中央線を新宿まで上って行くらしい。それならば三鷹以東の複々線区間で撮りたい。ひとまず撮れそうな駅の西荻窪と阿佐ヶ谷を見てみる。どちらもそれなりに難点があってどっちも完璧ではないが、背景に真っ赤な看板が入るのを敬遠して西荻窪ではなく阿佐ヶ谷でOM08を待つことにした。

中央本線 荻窪→阿佐ヶ谷(阿佐ヶ谷駅先)/9045M「はちおうじ踊り子」185系OM08編成

…のが3連休初日の金曜日の話。しかし俄かに沸き立つ雪雲が中央線沿線に広がりあっという間に露出は落ち、薄曇りで済むかと思いきやしっかりドン曇りになってしまった。あまりに悔しかったので翌土曜日にリベンジマッチを開催。どうにか日の当たる写真を撮ることができた。狭窓の連なりが美しいサロ185が目立つ構図は予想通り。しかしトップ光はどうにもならない。リベンジ叶わず、次の冬までお預けとなってしまった。

Spring has come.

今月引退が予告されていた101系だが、FINAL RUNのHMが付いて以来撮影意欲が減退し、結局さよなら運転も行かないままになっていた。1月の1枚がラストカットとなるかと思いきや、もう少し運転されるらしい。しかもHMなしと来た。運用も公開されたので、波久礼インカーブにリトライを試みる。 


秩父鉄道 樋口―波久礼/1528レ 1003F

波久礼駅到着時は一面の曇り空だったが1時間の待機のうちにみるみる雲が晴れていった。しかし結局通過してみると手すりの影は垂れ、オレンジの発色もよくない。なぜかと思えばもう3月も下旬に差し掛かっている。そしてこの時の太陽高度は50度。トップ光では色が出ないのも納得である。季節の一歩先を行く太陽の動きを追うように、地上も春の装いを着々と整えている。梅が咲いたと思えばもう桜の蕾が開く頃合いだ。

2014/3/16成田

JA8961を追って福島から成田に転戦。成田で離陸を抑えるべくポジションを取った。直前ランチェンで慌てたものの芝山千代田駅付近で最後のANAジャンボを出迎えた。

10:07/NH2001(NRT-KMJ)/B747-400D/JA8961

東西どちらから狙っても光線はよくない。どうせなら左頭がいいだろうと考えた結果の位置取りもおおむね正解だったが、温度が上がったせいでめらめらかつ花粉のおかげでガスってしまい、いまいちの仕上がりになってしまった。


11:26/KZ225(NRT-PVG)/B747-8F/JA12KZ

帰るか残るか迷ったが、アリタリアのA330が飛来していたのでそれまで撮影を続けることにし、西側に移動した。離陸機を撮りながら歩いていると、横風に煽られてB748が捻ってくれた。普段は軽く上がって行く上海便が200mmでこの角度だったのでかなり傾いていたことになる。

11:47/AI307(NRT-DEL)/B787-8/VT-ANE


12:04/HB89(NRT-BKK)/B767-300ER/HS-AAB

12:16/AY74(NRT-HEL)/A330-300/OH-LTO

12:20/GA885(NRT-CGK)/B777-300ER/PK-GIC

12:34/OS52(NRT-VIE)/B777-200ER/OE-LPD

この日は温度が高かったせいか真冬に比べて低い上がりの機体が多く、普段はあまり狙わない中距離便を回収できた。しかしガスった空気は冬の青に見慣れた目には辛いものがある。

12:38/AZ783(NRT-FCO)/A330-200/EI-EJO

そして狙っていたアリタリアのA330。なぜ充当されたのかよくわからないが、突発的なネタを押さえられたのはよかった。この機体も横風で相当傾いており、これは水平に戻しかけているところ。横風は見ていて面白いが、逆に煽られてお腹を見せていくパターンもあり、予測も対応もできないので厄介。

14:08/KE704(NRT-ICN)/B777-300/HL7534

14:39/JW103(NRT-TPE)/A320/JA02VA

14:50/DL622(NRT-MSP)/A330-200/N859NW

15:10/DL156(NRT-SEA)/A330-300/N804NW

長短2タイプのA330が相次いで上がって行った。-200の59mに対し-300は63.6mで4mちょっと長い。主翼の前側で6フレーム、後ろ側で4フレーム分の違いがあるので、前側での差が大きいのだがその違いのほどがわかるだろうか。また-200の垂直尾翼は短い胴体で同じ効きを確保するために107cmだけ大型化されている。

15:14/CI101(NRT-TPE)/A330-300/B-18360


15:20/DL296(NRT-ATL)/B747-400/N663US

15:38/CA926(NRT-PEK)/B777-200/B-2068

尖閣諸島絡みの日中関係の冷え込みからしばらくナローボディのA321での運航が続いていたエアチャイナ便だが、最近は北京線・上海線ともにB777が充当されている。

15:42/DL284(NRT-LAX)/B747-400/N676NW

15:44/CZ386(NRT-CAN)/A330-200/B-6526

今回地味に嬉しかったのがチャイナサザンA330の低い上がり。お腹を見上げることばかりだったので、思いがけない収穫となった。

15:50/CX451(NRT-TPE-HKG)/B777-300/B-HNO

最後にキャセイの777を撮って撤収とした。この日は春の空模様は飛行機撮影には向かないと痛感したが、いい上がりを見せる便が多かったおかげでなかなかに楽しめる1日でもあった。

あいづライナー安子ヶ島ストレート

福島空港の747イベントは午後からの予定で、午前中は暇だった。するとちょうどあいづライナーが485系国鉄色編成で代走となっている。移動の時間を考えるとしっかり撮れるのは2号だけだったが、光線は悪くなさそうなので11月以来の719系に乗り込み磐越西線を下った。 


磐越西線 磐梯熱海→安子ヶ島/1212M「あいづライナー」2号485系A1+A2編成

磐梯山が見えていれば猪苗代のあたりで残雪の雰囲気を活かした写真を撮りたいと考えていたのだが、ライブカメラを見るとどんどん雲が増えている様子。それに加えて猪苗代は雲が広がりやすい予報でもあったので峠手前の磐梯熱海で降りることにした。安子ヶ島とのちょうど真ん中ぐらいにあるストレートのポイントで編成写真を撮る算段だ。風が強い会津だけに雲の動きにはひやひやさせられたが、通過時は日が差してくれた。前回は撮れなかった編成写真を押さえられてほっと一安心。次は緑が濃い時期に代走を期待したい。

747 memorial FUKUSHIMA flight

福島空港は日本屈指の撮影環境を誇る。昨年のブライトリングのフライトでその魅力の一端を垣間見ることはできたが、あまりに便数が少ないので二の足を踏んでしまっていた。しかしANAがB747の引退イベントを福島で開催するという。千載一遇のチャンス。行くしかない。アクセスにやや難ありだったが、結局力技で解決。水郡線泉郷駅から30分強の徒歩行軍でポイントに辿りついた。しかしローパスは曇り、離陸は立ち位置を失敗してしまった。残すチャンスは着陸しかない。救いだったのはこの上ない青空が広がっていたこと。青を綺麗に出すには短いレンズが最適。40mmと50mmを勘案して今回は50mmで接近戦を挑んだ。


タッチダウン位置を考えて着陸を待つ。日も傾き、じわじわと影が滑走路に迫りゆく中、予定より少し遅れてB747が遊覧フライトから帰ってきた。どうにか間に合ったかと安心していると、まさかのローパスフライトを敢行。パイロットのサービス心は伝わるし、普段なら嬉しいものではあるのだが、時間がそれを許さない。我々の焦燥が伝わったのか大胆なファイナルターンを決めてショートカットアプローチ。そしてスポットライトのような夕日を浴びながらランウェイ01に滑り込んできた。

Good morning, Eleven.

入間基地にはYSの姿が日常の存在として残っている。入間基地をベースにする機体だけでなく、美保基地のYSも外来として定期的に飛来し、バラエティも豊かだ。青帯を締めた塗装はエアライナーの雰囲気があってYS-11FCやYS-11EA/Bとは違った魅力がある。月曜午後に飛来し、火曜朝8時に離陸していくスケジュールとなっているようだが、YSの代わりにC-1が飛来する場合や、そもそもフライト自体がない週もある。


Japan Air Force Schedule/403飛行隊/YS-11P/52-1152

そこで今年の冬こそばっちり離陸を決めてやろうと地の利を活かして何度か出撃してきた。しかしポジション取りを間違えたり、時間に間に合わなかったり、はたまたランウェイが逆だったりと散々な目に合ってきた。それ故、今回もちゃんと撮れるのか不安で仕方がなかったが、以前のポイントより南側の、県道50号線が西武新宿線を跨ぐ東里橋で離陸を待つ。森の向こうのエプロンからダートエンジンが聞こえてきて、フライトがあることはわかり一安心したのもつかの間、今度はC-130が森をかすめてべた低の上がりを見せていき、立ち位置の悩みが再燃する。以前の経験から間違えはないはずだと信じてその場にとどまっていると、森からYSが飛び出してきた。飛び出してきた位置はやや奥で、高い上がりになるかと思いきや、上昇角は意外と小さい。どうにか許容範囲だと思いつつシャッターを切った。ガッツポーズ。

カテゴリ別アーカイブ
記事検索
  • ライブドアブログ