2014年01月

赫に染まる時

KAL017(ICN-LAX)/A380-800/HL7612

サハリン州知事が乗ってきたDHC-8-Q300の離日を狙うべく成田に展開したが空振りに終わった。立ち位置の都合上他の収穫も少なく、気落ちして帰路に着くことになる。バス停までの道をとぼとぼと歩いていると、励ましてくれるかのように赫い航跡がまっすぐに向かってくる。真っ赤な夕暮れとともに関東を渡るA380は今日も美しかった。

再会

近鉄富田から北西へ延びる三岐鉄道は、その名の通り三重と岐阜を結ぼうとしたものらしい。実際のルートとしては富田から関ケ原を経て北陸本線の木之本までを結ぶ計画であったという。路線免許も関ケ原までは取得していたものの結局鈴鹿山脈に阻まれて三重県内の路線に収まった。よくある地方ローカル線のパターンだが、三岐鉄道は貨物輸送が残っているためまだ状況はいい。


三岐鉄道三岐線 丹生川→三里/32レ101系103F2連

セメント輸送の長大編成を重連の貨物が引っ張る姿はいかにも私鉄貨物らしく、そのためついつい貨物列車ばかりに目が行きがちだが、地道に旅客輸送を支える車両もまた魅力的。特に西武鉄道に馴染がある者にとっては西武車のお下がりばかりがやってきて懐かしいことこの上ない。中でも401系が大きく姿を変えずに残っているのが嬉しいところ。

近鉄特急の系譜

近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/913レ名伊乙特急(鳥羽延長運転)/12200系4連+22000系4連

1969年登場の古豪。5年後には初期車の登場から半世紀を迎える計算になるが、矍鑠とした走りで近鉄特急ネットワークを支えている。外幌を設けて併結の便と特急としての見た目を両立させるというアイデアは国鉄のクハ481-200と共通。しかし結果として生まれた顔つきが全く異なるのが面白い。

近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/159レ名阪乙特急/30000系4連

1978年登場。10000系初代ビスタカーの伝統を引き継ぎダブルデッカーを2両挟んだ。新幹線開業とともに名阪輸送の役割が相対的に低下したものの、一方で新幹線でやってきた観光客を伊勢まで運ぶ観光需要は増大し、それにこたえる形で投入された。リニューアルを受け15本が現役にある。

近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/59レ名阪甲特急アーバンライナー/21000系8連

近鉄特急のイメージを一新させ、アーバンライナーとして広く知られる。1987年に登場し、名阪特急の復権を謳った。実際難波へ直通できる点や割安感もあって、私鉄唯一の本格的な都市間特急として力走している。2003年には21020系も加わったが主力はこの21000系。こちらもリニュ―アルを受け、アーバンライナーplusとなった。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/XXXXレ名伊乙特急(初詣臨時列車)22000系2連+30000系

1994年登場のACE。1961年登場のエースカーの名を継ぎ、乙特急の主力車両として運用されている。優しい曲線を描く貫通車は秀逸なデザインでかっこいいのだが、編成美の点では少々悩ましい存在でもある。4連と2連合わせると28本が存在し、自在な併結運用をこなすため遭遇率は一番高い。現在の増備は22600系に代わり、じわじわと旧型車を置き換えている。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/3911レ伊勢志摩ライナー/23000系6連

1994年登場の伊勢志摩ライナー。アーバンライナー譲りの流線型で、ダブルデッカーの代わりに大窓のサロンカーを組み込んだ。サロンカーは別料金なしで利用できる車両としては近鉄随一の居住性を誇るだろう。近年リニューアルを受け、赤のバリエーションが増えたが黄色も相変わらず健在。近鉄のリニューアルは元々のイメージを崩さないところがありがたい。


近鉄名古屋線 近鉄富田→霞ヶ浦/7011レしまかぜ/50000系6連

そして昨年登場のしまかぜ。展望車タイプの流線型ながら貫通扉を有するという前代未聞のデザインは驚きをもって迎えられた。スナックカー、ビスタカー、伊勢志摩ライナーの伝統を詰め込んだ編成はカフェを備えるダブルデッカー、コンパートメント・和洋個室をおごったサロンカーなど多彩な設備に彩られている。電算記号はSV、これはShimakaze Vistaの略らしく名実ともに最新のビスタカーとして伊勢輸送の花形に君臨している。

今後3本目も登場し、京都伊勢間でも運転を開始するとのことだが、前面の貫通扉を活かした地下鉄直通運転にも期待がかかる。この線路は姫路まで続いているのだ。

C58 239

C58 239が本線に復活を遂げた。1月15日の平坦な上越線高崎―渋川間の試運転を皮切りに、次の段階として上り勾配区間を含む信越本線高崎―横川間での試運転が行われている。42年のブランクがありながら目立った不具合の話も聞こえず、順調な仕上がりを見せているようだ。 


信越本線 群馬八幡―安中/試9135レ C58 239+オヤ12 1+DD51 888

その煙を東北に上げる日もそう遠くはないのだろう。そう感じさせるような軽やかな足取りで239号機は快晴の安中鉄橋を駆け抜けていった。

2014.1.19成田

特に当てはなかったが、そろそろ正午ごろの光線が悪くなってきているので今のうちと思って出撃してきた。北風は強く、風に運ばれた真っ黒な雲がよりにもよって出発ラッシュの時間帯に広がったのには参った。

11:33/KZ225(NRT-PVG)/B747-8F/JA11KZ pointA○

12:01/MH6191(NRT-PEN)/A330-200F/9M-MUB pointA○

マレーシアカーゴのA330は荷物が重いのかいつも低めに上がって行く。今回は向かい風が強かったせいかちょうどいい塩梅を捉えることができた。

12:04/HB89(NRT-BKK)/B767-300/HS-AAC pointAやや高い

最近やたらと増えたイメージのあるタイの新興エアラインの一つ。こちらは割と新しいB767を使っているがいつも高い上がりで客入りを心配してしまう。


12:07/AI307(NRT-DEL)/B787-8/VT-ANK/pointAやや高い

14:12/AZ785(NRT-FCO)/B777-200ER/EI-DDH pointAやや高い

15:03/CI101(NRT-TPE)/B747-400/B-18205/pointB○

CI100の機材を確認してみるとB747が入っていたので幸運にも撮影できた。この直後にデルタのジャンボを狙って移動していると突然キャセイのジャンボが上がってきた。CX451便に充当されていたようだ。キャセイは事前に確認済みだったが突発の機材変更だったらしく、アジア路線はこうしたシップチェンジが多々発生するので、到着機材を逐次確認しておく必要性があるかもしれない。

15:30/DL622(NRT-MSP)/B777-200ER/N867DA pointA○

15:50/MU776(NRT-NKG)/A320/B-9970 pointCやや高い

16:14/NX861(NRT-MFM)/A319/B-MAK pointC○

16:29/PR427(NRT-MNL)/A320/RP-C8618 pointD低い

今回も最後は小型機で締めくくった。マカオのA319は小さいながらも低い上がりで魅せてくれた。

2014.1.17成田

ダイナスティのA340が夕方便にアサインされていたので、昼過ぎから展開してみた。

14:21 MU524 (NRT-PVG)/A330-300/B-6120/pointA 高い

雲南仕様のA330が飛来していたが、やはり一気に上昇していってしまった。このところチャイナイースタンのA330は飛来回数も減っているのでなかなか決められない機体の一つとなっている。

14:24 AZ785(NRT-FCO)/B777-200ER/EI-ISO pointA○

今回唯一のヨーロッパ便としてアリタリアのローマ便を捉えた。ボーイング機故にすっとギアが上がってくれるので狙いやすい。

14:35 PR433(NRT-CEB)/A330-300/RP-C3333 pointA○

14:42/JF889(NRT-BKK)/B767-200/HS-JAE pointA○

15:01/PK853(NRT-PEK-LHE)/A310-300/AP-BGP/pointA○


15:08/CI101(NRT-TPE)/A340-300/B-18309/pointA○

今回の本命。久しぶりに完璧なアングルで捉えることができた。風が少しあり、上がりは高いと見たがだいたい予想通りの高さで飛んできてくれた。flyteamのスケジュールによるとまたたびたび飛来予定だが、今回で満足してしまったところはある。

15:12/JW103(NRT-TPE)/A320/JA02VA/pointA○

成田の新顔。黄色く塗られた1号機と異なり2号機3号機はシンプルな塗装で運航されるようだ。

16:03/JC3085(NRT-NGO)/B737-800/JA346J pointB○

16:05/GK413(NRT-TAK)/A320/JA05JJ/pointB○

最後に小型機を軽く狙って帰途についた。A340が決まったので満足感はすこぶる高い。

キャプチャ

モハ90


秩父鉄道 熊谷→持田/110レ/1000系1003F3両

遭遇することは少なくなかったものの、三峰口に下った車両が折り返してこなかったりしてなかなか順光でクハ側を捉えることができていなかった。作戦を変えて朝の熊谷~羽生の列車を狙ってみるとこれが当たった。しめしめと思って折り返しを狙う。三峰口や影森と違って羽生では素直に折り返してきてくれる。

秩父鉄道 行田市→持田/1523レ 1000系1003F3両

今度は前パンのクモハが先頭となる。丁度いい上り勾配があったので正面に構えた。排障器がないおかげで先頭台車のDT21に綺麗に光が当たり、勾配も相俟って面白い絵に仕上がってくれた。

今回初めて秩父鉄道の熊谷以東に展開してみたが、山岳路線の波久礼界隈とはまた違ったよさがあって面白い。またいろいろと狙ってみたいところだ。

747 final ITAMI flight

去る1月12日日曜日。残り2機となったANAのB747が伊丹で遊覧飛行を行った。3発機以上は基本的に乗り入れることができない伊丹だけに一連のさよなら企画の中でも特別なものとなった。

今回は遊覧飛行への離陸のところから撮影を始めた。満員御礼と言った感じのスカイパークに着き、しばらく離陸機の様子を観察する。満員とはいえ燃料は少なく機体はそう重くないはず。ローテーションの位置は割と南だろうと読んだ。 


果たしてぴったりのところで機首をもたげた。標準レンズを使うことで伊丹ならではの飛行機との距離感が伝われば幸いに思う。

着陸ではタッチダウン時の白煙を狙った。70-200か400かで迷ったが圧縮効果を期待して400mmを選び、立ち位置を調整した。しかし747は一番北側のW10でのタキシーアウトを行うため、タッチダウン位置も若干北側に移ってしまいちょっとイメージとは違う仕上がりとなってしまった。それでもどうにかフレームに収めきることができたが、それはふんわりとした優しい着陸のおかげかもしれない。

 帰投までは時間がだいぶあったので南側の定番ポイント、千里川防波堤に移動して離陸を待つ。それまではたくさんいた親子連れなどは姿を消し、 飛行機撮影のいつもの面々で747を出迎えた。 


寒風吹き荒ぶ中、1/5流しを挑んだ。高感度耐性に劣る7Dゆえの苦しい選択だが、待機時間を利用して練習した甲斐はあったかどうにか及第点の出来となった。

747はランウェイ32Lに進入すると、名残を惜しむようにゆっくり進みながらも、その歩みを止めることはなかった。宝塚の街並みに向かっての最終滑走。あっという間に離陸すると左にバンクをとって伊丹から飛び去った。

平成26年警視庁年始視閲式


1月の午前5時は早朝というより深夜の雰囲気が濃い。放射冷却によって温度が下がりきるこの時間、信濃町・国立競技場周辺に続々とパトカーが集い始めた。これらのパトカーは自動車警ら隊に所属し、毎年1月の早朝に行われる警視庁年頭視閲式に参加する。

視閲式は警視総監をはじめとする警視庁幹部がオープンカーに乗って行う巡閲と、警察官や各種車両による行進の2部構成となっている。空が明るくなり始めるころにはそれぞれ予行を行い、準備を整える。

日の出の頃には巡閲を受ける車両は整列を完了していた。寸分も違わず前後を揃えるにはそれなりの苦労もあるようだ。


7時過ぎから視閲式が始まる。警視総監はキャデラックのオープンカーに乗り込み、車列の先頭に立つ。オープンカーとはいえ警察車両。グリル内の赤灯が凛々しい。

一般車両としてもなかなかお目にかかれない車両に出会えるのも大きな楽しみ。GM製のビュイック・リビエラが巡閲車列の6号車として使用されていた。

国産車も当然使用されている。130型クラウンや430型セドリックなど、こちらは年代ものとしての価値が大きいようだ。

巡閲を終えて絵画館前に戻るセドリック。リアを沈ませて加速する姿がそれらしい。後方に見えるキャデラックSTSのように新車も投入されており、いくら走行距離が短いと言ってもこの先はそう長くはないのかもしれない。

巡閲が終わると警察官による行進、カラーガードの実演などが行われ、最後を各種車両によるパレードが締めくくる。一番の見どころでもあるのだが、意外と写真にしづらかった。こればかりは経験がものを言うのだろう。

騎馬隊も当然のように参加している。このほかには警察犬等も参加し、非常にバラエティ豊かな展示が行われる。

パレードが終わると警察官たちは三々五々帰署していく。その足となるパトカーは覆面も少なくなく、駐車場として使用されている明治公園には大量の覆面パトカーが並んでいた。アリオンやキザシといった定番はもちろん、いわゆるレア車両も数多く見られいささか食傷気味でさえある。個人的に気になったのがこちらのBHレガシィ。パッと見ではなかなか見抜けそうにもない。


今回早朝5時前から10時近くまで周辺でウォッチングに当たったが、見所となるのは6時を過ぎてからなのでそこまでの早起きは必要なさそう。来年は今回経験を活かしてパレードをうまく狙ってみたい。


 

ポートレート・ロングノーズ

東北新幹線を手軽に楽しめる那須塩原にも繰り出してみた。車種統一が進み、上り方はE2系かE5系に限定され、一方下り方に付く車両もつばさ仕様のE3系かE6系ばかりになっていた。こまち用のE3系はもうほとんど見る機会がない。

東北新幹線 那須塩原/3006B/はやぶさ+こまち6号/E5系U7編成+E6系(35mm換算64mm+トリミング)

東北新幹線 那須塩原/4104B/はやて104号/E5系U1編成(35mm換算184mm)

東北新幹線 那須塩原/3006B/はやぶさ+こまち6号/E5系U28編成+E6系(35mm換算640mm)

今回はE5系をレンズを変えて狙ってみた。ロングノーズだけにこちらの切り取りようで全く違う印象になって面白い。あとはカメラを構える高さについてももうちょっといろいろ試してみたいところ。

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