2013年09月

Sevenstars in Hakata Terminal

カバーラッピングを解いたDF200-7001+77系7000番台7両からなるななつ星編成は小倉工場でのお披露目の後、翌日以降の試運転に備えて竹下に回送された。

折尾駅でのブレーキ故障に伴い、博多駅には2時間あまり遅れての到着となった。故障に関する報道もあったせいか博多駅での注目度は高め、多くの人がカメラを向けていたのが印象的だった。


車体の映り込みはE655系などに匹敵するレベル。撮影には手ごわい相手となりそうだ。

39 years over Hyakuri


戦術偵察機RF-4Eは1972年度予算で取得され、1974年から40年近く百里基地にあり続けている。当然後継機が検討されているのだが、F-15Jに偵察ポッドをとりつける計画は順調には進んでいない。ファントムは半世紀以上前に開発された機体であり、部品の調達にも支障をきたしていると聞く。百里基地の片隅に部品取りとなった機体の残骸も年々増えているようだ。

それでも今年も凄まじい機動を披露したリコンファントムだが、迫力ある機動をあと何回見ることができるのだろうか。来年は航空観閲式のため百里基地航空祭は開催されない。ホームグラウンドでの機動展示は最後になってしまったのかもしれない。

Cathay Pacific B747-400

キャセイパシフィックはエアバス・ボーイング双方のワイドボディ機を揃え、そのうちA330とB777が日本路線では主流である。そんな中で成田を夕方に離陸するCX451便とCX521便は貴重な例外で、さまざまな機材を日替わりで楽しめる。

Cathay Pacific CX521/B747-400/B-HOP/滑走路端距離4500m/滑走路中心距離1350m 成田-香港1822nm

そんな中でジャンボは当たりと言っていい。キャセイでは14機ものB747-400を運用しているとはいえ、もはやエアライナーとして飛ぶジャンボはそれ自体に希少価値がある。今一度しっかり狙ってみたい機体だろう。

8月最終日の成田の視程は高く、400mmレンズを通しても空は十分に青く抜けていた。このレンズで全長70mのジャンボを撮るためには滑走路から1km以上離れる必要がある。ぐっと下がってレンズを構えると、夏の終わりの夕日に淡く照らされ、暑い空をゆっくりと上昇していった。

「ななつ星 in 九州」運転開始に向けた動き(8月)

JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」は10月15日に運転開始が予定されており、いよいよ準備も大詰めを迎えている。今月は黒いカバーに覆われた状態での試運転がメイントピックとなった。


回レDF200-7001+客車(日豊本線 北川~市棚)

8月1日には前月に小倉工場に甲種輸送された日立・下松工場製の客車4両にJR九州の小倉工場で艤装された3両を加えた7両のフル編成が小倉工場付近に姿を見せた。小倉工場に付属する線路で行われたこの試運転には当然のようにDF200-7001が登板し、ようやくななつ星編成のお披露目となったが、これら8両全車が黒いカバーラッピングに覆われた状態であり、鮮やかな古代漆色の姿はお預けとなっている。


回レ DF200-7001+客車(日豊本線 霧島神宮~国分)

この後はお盆の多客期を迎えたこともあり、ななつ星編成は動きを見せなかったが、お盆が終わるとともに活発な試運転がスタートした。15日の深夜には日豊本線西小倉~宇佐間75kmを往復し、続いて17日の夜には長崎本線を踏破して、長崎地区での試運転に入った。1週間にわたって試運転を行った後、24日の夜に長崎を発つと長崎・鹿児島・久大・日豊の各線を経由して鹿児島中央まで堂々606.8kmを一気に走破している。このロングランでは宮崎県に入るころに日の出を迎え、鹿児島中央まで白昼堂々の走行を見せた。


DE10 1755+客車+DF200-7001(鹿児島中央駅)

鹿児島地区での試運転は到着した25日の夜から開始され、29日まで鹿児島中央~南宮崎を往復した。夜間から早朝にかけて行われたこの試運転では鹿児島に常駐するDE10 1755を下り方鹿児島中央方につないだプッシュプルの形態がとられ、復路では国鉄色のDE10が先頭に立って走行するシーンも見られた。この試運転の後、30日には再び日豊本線を日中に走行して、大分車両センターまで北上している。


回レ DF200-7001+客車(日豊本線 日向市~門川)

これらの試運転は乗り心地のチェックを目的にしていたということで、今回得られたデータは試運転と並行して進められている客車車内の仕上げにもフィードバックされることだろう。また7月にも行われた気動車を客車に見立てた試運転も継続されている。


回レ DF200-7001+客車(日豊本線 田野~青井岳)

このように仮の姿で試運転に臨んでいるななつ星編成だが、その細部にクローズアップしてみたい。まず客車は全7両編成が平屋構造の同断面に揃えられ、専用機関車とも屋根の曲線がそろうため、統一感を強く感じさせる編成外観に仕上がっている。編成は下り方鹿児島中央方から居室を備える寝台車を5両連ね、食堂車・ラウンジカーを上り方に配している。寝台車は編成端の1両は2室のデラックススイートを有し、他4両にはそれぞれ3部屋ずつスイート個室が設けられている。これらのスイート車は海側に個室を持つ車両と山側に個室を持つ車両が交互に連結されており、一見不思議な窓配置となっている。寝台個室はすべて2人用で、寝台車5両での定員は28人となる。


 回レ DF200-7001+客車(日豊本線 北川~市棚) 

技術的な面では、アルミダブルスキンと思しき車体が787系と同様のボルスタレス方式の台車を履いている。ブレーキ方式は不明だが牽引機のDF200との間に合計3本を引き通していることから1本のみを引きとおす24系やE26系などとは異なる方式が採用されている可能性がある。連結面には貫通路上に車体間ダンパのみを備え、連結器脇の車体間ヨーダンパは設置されていない。


回レ DF200-7001+客車(日豊本線 南日向~美々津)

電源はラウンジカーと食堂車の床下に備えられた比較的小型の発電機から供給される。空調設備は寝台車では個室ごとの制御を行うため、小型のものを個室につき1基ずつと通路などの共用スペースに2基の計5基を配置し、共用となるラウンジカーと食堂車は車端部に大型の2基を搭載している。また、車内では無線LANサービスが提供される予定であるため、食堂車の屋根上にはE259系やE657系などに設置されているものと同様のWiMAX用アンテナが設置されている。



 回レ DF200-7001+客車+DE10 1755(鹿児島中央駅)

黒いカバーラッピングが目を引くななつ星編成だが、それが仮の姿であることを表すように下のモールドが浮き出る瞬間もあった。そしてそのラッピングの下の艶やかな姿を目にする日もそう先のことではないのだろう。9月中にその姿をとらえられることを期待して、今月分の記事を終えたい。

カテゴリ別アーカイブ
記事検索
  • ライブドアブログ