2013年08月

Summerlate Coloured Kagoshima Airport 2013

お盆からの数日間、鹿児島空港の晩い夏を点描してみる。


B787は登場から3年目ということもあり、特別な存在から日常の被写体に変わりつつある。狙い目は特別塗装の2機だが、国内線では運用されているのはJA801Aだけであり、その難易度はなかなかに高い。


特別な存在ではないものの、特異な存在ではある。B787に対する平凡な低翼双発の中型ジェットという認識はその飛行を見ればすぐに覆る。主翼は大きくしなり、美しい立体形を構成する。


平凡で退屈な飛行機の代表格というような批判を受けがちで、自分自身そういった見方をしてしまいがちなトリプルセブンだが、ランディング時の迫力はピカイチ。6本のメインタイヤがランウェイ34をしっかと掴む。


鹿児島空港のメインランウェイは北風の34.ILSも34側だけに設置されている。この日は34の進入方向である空港南側に真っ黒な雲が立ち込め、一部の機体は16側に迂回して着陸を行っていたが、このサイテーションは積乱雲を軽やかな左ターンでかわして進入してきた。


こうした気象条件を伴う鹿児島空港は霧島の深い森に抱かれた小高い丘の上にある。自然のスケールに対してサーブの機影はあまりに小さく映るが、本土と離島を結ぶ確かな足である。

SNAあらためソラシドエアも九州と東京を結ぶ足として定着した感がある。旧SNA塗装で残っていたJA737Fが引退し、新カラーへの統一が完了した。B737-800も増えてきており、今後はB737-400の去就も気にかかってくる。


ANAにおいても-700/-800のNGシリーズが主流となり、B737第二世代の-500は伊丹や福岡、那覇といった空港以外では少数派となってしまった。鹿児島でも長らくB737が使用されてきた名古屋線・那覇線はすでにNGシリーズでの運航となった。

鹿児島の茶生産は静岡に次いで日本第二位で総生産量の約3割を占める。鹿児島空港の周辺でも生産が盛んで夏茶の収穫が佳境を迎えていた。

一方8月のスケジュールでは夕方の大阪便にB737-500が充当されている。ANKのロゴは消えたがエンジンカウルに描かれたドルフィンがうれしい。

一方スカイマークはB737-800でフリートが統一されている。機材は変わらないが路線の変動は激しい。現在鹿児島空港から羽田と神戸に就航している。今年度中にはA330が導入される予定だが、機材運用でもその柔軟さが発揮されるのだろうか。


スカイマークを脅かす存在となっているLCC。関空からのピーチと成田・名古屋からのジェットスターがともにA320で乗り入れている。特にピーチは搭乗率8割と高い利用率を誇っている。今年5月に就航したばかりのジェットスターのお盆の戦績は如何ばかりであっただろうか。


お盆の多客期は毎年ANAのジャンボが飛来して空港を賑わしていたが、残り運用機が3機となった今年はついにその姿を見せることはなく、JAL・ANAともにB777-300を飛ばして輸送力確保に努めていた。細長いシルエットの上に広がる空はもう秋模様。夕方には涼しい風が吹くようになってきている。

赤べこ新時代


ED75からEH500への完全置き換えが完了して1年あまりが経った。ED75は工臨・操配用にわずかに残るのみとなったが、東北の交流機には新しい話題も生まれている。青函トンネルが新幹線標準の交流25000Vへ昇圧する関係で複電圧対応のEH800が新製された。試作の901号機は津軽海峡線での試運転を経て、現在は東北本線で走り込みを行っている。

写真は拠点となっていた東福島駅での光景、ちょうど東日本大震災で発生した瓦礫を広域処理するための輸送列車がEH800の傍らを駆け抜けていった。

櫻島


活火山・桜島は鹿児島県本土のど真ん中に鎮座する。鹿児島市市街地とは4kmの錦江湾を隔てるのみ。爆発的な噴火があると東風に乗った灰が市内に降りそそぐ。


昨夏、鹿児島から那覇への機窓から捉えた噴煙。先日の5000m級の噴火の際には通常とは異なり桜島の風上側にあたる東側を飛ぶ様子も見られたようだ。


一方列車と桜島をワンフレームに収められる場所は少ない。帖佐~錦江の別府川橋梁はそうした数少ないポイントの一つ。日の長い季節の夕方が旬だ。

2013年夏・秋田新幹線


E3系がじわじわと減勢している。編成の絶対数においてもE3系とE6系が1:1の比率となった。16両編成のための増結用として用いられることも多いため、こまちに限定すればE6系のほうが多数派を占める。 

E5系を従えて通過線を駆け抜ける姿もすぐに貴重なものとなっていくだろう。今夏の帰省ラッシュではまだE3系の活躍を見る機会も多いが、年末にはそれも大きく減少しているに違いない。

 連結相手を200系からE2系、E5系と変えてきたE3系。盛岡駅での連結シーンもなかなかの見所。仙台で分割して仙台~盛岡を単独で走る列車も存在する。分割されたはやては仙台からは各駅に止まる一方、こまちは秋田へと急ぐため盛岡まで止まらない。盛岡~仙台間各駅に停車する列車本数と秋田への速達性を両立させるための興味深いやり方だ。ダイヤ設定者の苦労がしのばれる。

こまちが単独走行を見せる秋田新幹線内でも次の春まではE6系との競演が楽しめる。賑やかなうちに数を撮っておきたいというのが本音といったところ。
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